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2月10日 京都11R 京都記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 古馬中距離路線のトップホースの始動戦となるレース。ドバイ国際競走へのステップレースとしての役割もあり、また2017年からGIとなった大阪杯の前哨戦にも位置づけられる。毎年多くのスターホースが顔を揃えて豪華なメンバーになるが、今年は当初ここを予定していたミッキーロケットが引退を決めたこともあって、例年に比べると手薄なメンバー構成になりそうだ。

1.決め手勝負型は苦戦

 過去10年間の勝ち馬のうち、差しての勝利だったのは1頭のみ。残りの9頭は、4コーナー4番手以内で競馬をしていた。2018年のレイデオロや2017年のマカヒキ、2016年のレーヴミストラル、2015年のハープスターのように、鋭い決め手を武器に実績を残して来たタイプは苦戦を強いられている。

2.ディープインパクト産駒の人気馬は苦戦

 過去10年でディープインパクト産駒の成績は[1-5-2-10]。2013年には6番人気のトーセンラーが勝利して、2017年は5番人気のスマートレイアーが2着しているが、1番人気に支持されたマカヒキ、ハープスター、ジェンティルドンナは連を外しており、人気馬は信頼しにくい。

3.日経新春杯組は苦戦

 前走で日経新春杯を走っていた馬は[0-0-1-16]。2011年にヒルノダムールが2番人気で3着した以外は、ほとんど勝ち負けにもかからない成績に終わっている。同じく冬の京都の中距離GIIではあるが、メンバーレベルの違いもあって関連性は薄い。


 タイムフライヤーはホープフルSの勝ち馬。3歳時は不振に苦しんだが、菊花賞では13番人気で6着、有馬記念を勝つブラストワンピースとは0.2秒差だった。2歳時に萩Sを圧勝しているように、3コーナー過ぎの下り坂で加速に乗れる京都外回りは合っているようだ。前走中山金杯では5着とはいえ0.2秒差。距離延長は好材料だし、斤量が55kgになるのも有利だ。

 ステイフーリッシュは中山金杯で早めに脚を使いながらしぶとく2着に粘り込んだ。京都2200mでは京都新聞杯を勝っていてコースも合う。マカヒキは古馬になってから勝利から遠ざかっているが、昨夏の札幌記念2着と復活の兆しは見せている。ここまで相手関係が楽になれば一変しても驚けない。

 パフォーマプロミスは有馬記念では見せ場がなかったが、GII戦に限れば1・3・1着。ここでは実績上位とも考えられる。ダンビュライトは気難しさが残るが、過去2戦2勝と相性のいい松若風馬騎手への乗り替わりで反撃機を窺う。以下、宝塚記念3着で2200mを得意とするノーブルマーズ、叩かれた上積みが見込め京都にも勝ち鞍があるブラックバゴ。

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