丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

2月3日 京都11R きさらぎ賞(G3)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    8通り

    1着

    7

    相手

    2

    3

    4

    8

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    18通り

    1着

    7

    2着

    3

    相手

    2

    4

    8

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    18通り

    1着

    7

    2着

    4

    相手

    2

    3

    8

    各100円

購入:6000円(44通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-6000円

丹下日出夫の見解

【大関】現3歳世代の牡馬は、横綱にはサートゥルナーリアを推奨、同馬のスケールと才能が現時点では突出している。西の横綱は不在、大関以下は混とん、決定的な成績をあげた横綱候補がまだ見当たらないが、もっとも注目している馬がアガラス。6月の東京・芝1800mの新馬を上り34秒1で突き抜けた時から、ある程度の能力は把握していたが、前進気勢が強く、コスモス賞はムキになってハナに立つなどレース内容も拙い。だが東スポ杯では496キロに増量、肌艶もピカピカ。ひと夏をこえ身体に幅が増し背中や後肢もグッと強度を増した。発馬は立ち遅れ気味、1000m通過はスロー。だが後半1000m・11秒9-11秒6-11秒6-11秒4-11秒6(3Fは34秒6)という、持久力と瞬発力の両方を問われる、同レース史上でもまれなHレベル決着を、33秒7という最速の上りで2着に馬群を立ち割って見せた。戸崎とは初コンビ、敏感な馬だけに乗り難しいところもあるだろうが、ここは一番、是が非でも踏ん張って結果を出さなくてはいけない。

 相手本線はヴァンドギャルド。キャリア二戦目で臨んだ東スポ杯は、丁寧を心掛け流れに乗り3着と好走。しかし勝負とは不思議なもので、ホープフルSは自信満々に直線勝負を狙ったぶん、二度のアクシデントに巻き込まれてしまった。460キロ前後の中型サイズ、併せられて弾き飛ばすほどの体力はなかったが、東スポ杯1分46秒6・3着は根底のポテンシャルだろう。

 ダノンチェイサーは、皐月賞のためにも、1800mのきさらぎ賞で結果が欲しい。母サミターは愛1000ギニー勝ち。北米・芝9FのGI・ガーデンシティS優勝。セレクトでも目の玉が飛び出るほどの高値、素晴らしいシルエットをしていたが、中京・芝2000mの新馬戦からスタートしたものの、体型は明らかにマイラー。福島のきんもくせい賞は、他馬のターゲットになったぶん、2着に敗れたが走破時計は1分46秒2(レコード決着)。もう1F距離を短縮すれば、もっと精密なレース構築ができると判断--次走のこうやまき賞は1000m通過は60秒5のスロー。折り合いに汲々としながらも11秒5-11秒2-11秒5(3Fは34秒2)というレースラップを33秒5(10秒台のラップを内包)で、ひと差し。1分34秒7にまとめあげた。ちなみに二年前、同じ池江厩舎、同じディープインパクト産駒のペルシアンナイトは、こうやまき賞を1分35秒4・上り33秒9という記録を残している。

 もう一頭エングレーバーも、思わぬクラシックの有力候補。マルティンスタークの仔たちを何頭も見てきたが、首も背中も長く、薄くて硬い仔が多かった。現3歳父はオルフェーヴル。少しうるさいのはご愛敬として、背丈は短め、身体もコロンと丸い。中内田厩舎だから、そう見えるのか、しかし妙に独特の張りと艶がある。前走は1000m通過は1分2秒6。5Fから6Fは12秒4-12秒2で展開、一転上り3Fは11秒9-11秒4-11秒9(35秒2)。馬群をこじ開け抜け出した本馬の上りは34秒8。全体時計・2分2秒4ながら、「走る」オルフェーヴル産駒のシルエットは、この馬が正解なのではないか。現4歳のエポカドーロと共通項が多いかも。メイショウテンゲンはメイショウベルーガの息子。ただ母がそうだったように、まだ外にぶっ飛びそうになるなど、本格化は秋。

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