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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月27日 京都11R シルクロードS(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 高松宮記念までは2か月間隔があるが、阪急杯は1400mなので、関西圏で行われる1200mのステップ重賞はこれひとつしかない。2018年のファインニードル、2017年のセイウンコウセイ、2016年のビッグアーサーと、近3年間の高松宮記念勝ち馬はここをステップにしており、ハンデ戦でありながらGIを展望する上で見逃せない重要な一戦になっている。

1.器用さと瞬発力が問われる

 最近10年間は、レースの上がり3Fがすべて34秒台を記録しており、33秒台に突入したことも5回ある。短距離戦は、スタートからダッシュを利かせて前傾ラップのスピード勝負、というイメージもあるが、このレースは例外的だ。器用さと瞬発力が要求される。

2.サンデー系対ミスプロ系

 器用さと瞬発力が問われるというデータの血統面からの裏付け。過去10年の当レースでは、ミスタープロスペクター系が6勝して、サンデーサイレンス系が3勝と、ほぼこの両系統の一騎討ちの様相である。日本固有の短距離血統であるサクラバクシンオーの系統は、2016年のビッグアーサーなど2頭が1番人気に推されながら、両方着外。ノーザンダンサー系の1番人気も、2018年のダイアナヘイローが16着、2017年のネロが11着、2014年のレディオブオペラが2着、2013年のアイラブリリが15着と、このレースとは相性が悪い。

3.軽ハンデ馬の台頭の余地は小さい

 最近9年は続けて57kg(牝馬は55kg)以上を背負った馬が勝っていて、斤量が重くなるほど成績が上がる傾向が出ている。高松宮記念のステップとして重要性が増すとともにメンバーレベルが上っており、軽ハンデの格下馬が好走する余地は縮小している。

 ダノンスマッシュは1200路線に転身してから1・2・1着と、コース・相手関係を問わず崩れていない。前走の京阪杯は早めに抜け出して完勝。まだ馬体面に成長の余地を残しながらの重賞初制覇で、素質の高さは疑う余地がない。今後の短距離路線の主軸となりうる存在で、要注目の一戦だ。

 アンヴァルは最近3走は京都芝1200mを使われて1・4・2着。京阪杯の4着は不利な外枠が響いた印象があり、いまの充実ぶりならここも好勝負になりそうだ。ラブカンプーは3歳で挑んだスプリンターズSであわやの2着に好走した。当コースにも実績があり、ここでもスピードは一枚上という存在だ。

 セイウンコウセイは近走大敗が続くが、同様の臨戦過程だった昨年の当レースで2着しており、ハンデは背負うが得意コースで軽視できない実力者だ。以下、8歳馬ながら急上昇を見せるナインテイルズ、昨年の3着馬でハンデ戦なら差はないフミノムーン、差し脚健在で侮れない大ベテラン・ティーハーフ。

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