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1月26日 中京11R 愛知杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 真冬の牝馬中距離重賞。以前は暮れの中京の締めくくりの重賞だったが、2016年から開催時期が1か月繰り下げられて、年明けへと移動になった。それほど大きな影響がないようにも見える変更だが、レース結果を見ると変質している部分も垣間見える。

1.エリザベス女王杯からの直行が不振に

 エリザベス女王杯からの直行馬の活躍が目立ったのは、暮れに行われていた時期の話だ。開催時期変更後の3年間では、前走エリザベス女王杯は[0-0-0-7]。2016年は1番人気のシュンドルボンが8着、2017年は2番人気のプリメラアスール、4番人気のシャルールが9、12着に沈んだ。3年のみのデータなので参考程度だが、冬場の牝馬の調整の難しさを物語っている。

2.差し・追い込みが優勢

 前回中京の年末開催からは中4週。芝が伸びる時期でもないので、実質的には連続開催に近い。AコースからBコースに変わるものの効果は薄く、例年上がりがかかって差し・追い込み馬が台頭する。昨年までは開幕週開催だった(今年は2週目)が、2016年のバウンスシャッセ、2017年のマキシマムドパリともに追い込みでの勝利だった。

3.5歳馬が強い

 2018年のエテルナミノル、2017年のマキシマムドパリ、2016年のバウンスシャッセ、最近3年の勝ち馬はいずれも5歳馬だった。時期変更前は、ディアドラマドレ、フーラブライド、エーシンメンフィスと4歳馬が3連勝していたが、それらは年が明ければ5歳馬である。完成された古馬が有利なレースという点は、時期変更前後を通じて一貫した傾向だ。

 5歳馬モーヴサファイアに注目したい。2歳時はクラシック候補と注目された素質馬だったが、休養を経て昨春の復帰以降2・1・2・1着。馬体重も前走で526kgまで増えて、ようやく軌道に乗ってきたようだ。前走で1000万条件を勝ったばかりだが、同様の臨戦過程の馬が最近3年で2連対している。中京コースにも勝ち鞍があり、ハンデ戦ならば重賞挑戦でも恥ずかしい競馬にはならないだろう。

 レッドジェノヴァはエリザベス女王杯ではスムーズさを欠く場面がありながら4着と力を見せた。今回はミルコ・デムーロ騎手への手替わりで必勝態勢を敷く。ノームコアは紫苑Sを好タイムで完勝。人気になったエリザベス女王杯でも見せ場充分の5着と健闘した。まだ体質の弱さが残るようで、今回は仕上がりが鍵になる。

 ランドネは1800mがベストという印象で距離延長が課題になるが、メンバー構成的に展開利が見込めそうで軽視できない。以下、連勝の勢いが魅力のウラヌスチャーム、距離短縮が課題もスタミナ秘めるコルコバード、昨年の2着馬で牝馬限定戦なら侮れないレイホーロマンス。

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