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12月28日 中山11R ホープフルS(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 重賞に格上げされて今年で6回目、GIに格上げされてからは3回目になる。以前同時期に同条件で行われていたオープン特別の名前と同じなので紛らわしいが、正確には阪神で行われていたラジオNIKKEI杯2歳Sの後継という位置づけ。皐月賞と同舞台ということもあり、クラシック戦線を占う上でも重要な一戦となる。

1.時計が掛かる

 過去5年の勝ちタイムはいずれも2分1秒台。同条件の皐月賞が近年良馬場だと大体1分58秒台で決着していることを考えても、非常に時計が掛かるレースだと分かる。よって、スピードよりはスタミナが要求されやすくなる。

2.前走上がり2位以内

 過去5年の成績を前走の上がり3F順位別で見てみると、上がり1位だった馬が[3-3-2-14]で複勝率36.4%、上がり2位が[2-1-3-16]で複勝率27.3%と優秀なのに対し、上がり3位以下だった馬は[0-1-0-26]で複勝率3.7%。

3.東京、京都中距離戦からのローテ

 2014年以降の冬シーズンにおける中山芝2000m戦(新馬、未勝利除く)の成績を前走コース別に見てみると、最も勝ち星を挙げているのは前走東京芝2000m組の5勝で、複勝率も28.3%と優秀。次点は京都芝2000mの4勝で、こちらも複勝率24.0%と上々だった。また、前走京都芝1800m組は2勝だが複勝率は63.6%と抜けて良い。ホープフルSでも過去5年中4年は上記3コースのいずれかを前走で走ってきた馬が勝利しており、例外ではないだろう。(残りの1勝は同コースの中山芝2000m)

 ヴェルトライゼンデはまだまだこれから成長していくタイプだと思うが、萩Sでハイレベルの追い比べを制すなど現状でも完成度は高い。レースぶりや血統背景からして舞台代わりは問題ないだろうし、好位にすっと付けられる強みもある。時計が掛かりやすいこのホープフルSならチャンスは十分にあるだろう。

 オーソリティはデビュー2戦が非常に好内容。特に抜け出すときの脚が鋭く、いかにも小回り向きの脚質だ。血統からして叩いて良くなるタイプに思えるので今回は一つ割り引いたが、この舞台なら楽勝もあり得る。ディアマンミノルは新馬戦を加速ラップで差し切り勝ち。2戦目でGIと、クリアすべき課題は多くあるが、良馬場でスムーズなら圏内食い込みのチャンスはあるだろう。

 コントレイルはホープフルSより皐月賞向き。スタミナ面で負荷の掛かるレースを経験してこなかったことが今回大きな課題となる。以下、器用さがないのである程度外目の枠が欲しいワーケア、M.デムーロ騎手と手が合いそうなナリノモンターニュ、平坦向きだが素質は上位のブラックホール。

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