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9月7日 中山11R 紫苑S(G3)

netkeibaデスクの見解

 ※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 以前は秋華賞の重要ステップレースと言えばローズS一択で、紫苑Sは本番とはあまり縁のないレースというイメージがあった。しかし、重賞に格上げされて以降、2016年はここをステップにしたヴィブロス、パールコードが秋華賞でワンツー、17年もここを制したディアドラが秋華賞を優勝しており、このレースの存在感、重要性は明らかに増してきている。

1.差し優勢

 新潟開催だった14年を除く過去9年で馬券になった27頭中、4角3番手以内だった馬は6頭のみ。開幕週ではあるが、エアレーションなどの影響もあり行った行ったの決着には基本的にならないと考えて良い。

2.前走オークス組は妙味が薄い

 過去9年で前走オークスだった馬は複勝率19.2%だが、複勝回収率は38%しかない。また、昨年1番人気で2着のマウレア、12年2番人気で5着のアイスフォーリス、11年1番人気で12着のピュアブリーゼなど人気を裏切る例も多い。東京2400mと中山2000mは求められる適性が違うので、あてにし辛い面もある。

3.持続力の問われるタフなレース

 紫苑Sは秋華賞同様、持続力の問われるタフなレースになりやすい。過去9年で馬券になった27頭中、22頭は過去に1800m以上の小回りコース(芝・ダート問わず)で連対した経験があった。これまで広いコースしか経験のない馬がいきなり対応するのは中々難しい。

 レッドベルディエスは休み明けとなった前走の織姫賞(1勝)を勝利。デビューと比較して馬体重が既に20kg以上増えているように成長著しく、初の小回りコース、雨の影響による重い馬場にもきっちり対応した。前走の内容を見る限り、距離はさらに伸びても問題なく、タフなレースにも対応できるだろう。ここは好勝負を期待できる舞台。

 パッシングスルーは前走福島の2000mで勝利。シンザン記念、フローラSでは切れ負けして4着だったが、本質的に小回りコースの方が合っているのだろう。この条件で再度期待できる。カレンブーケドールはオークス2着。レースレコード決着の中非常に強い競馬だった。小回りの一周という条件が初めてなだけに、そこに不安点はあるが地力は上位。

 グラディーヴァはコース合いそう。休み明けからいきなりというタイプではないので、その点どうかもポテンシャルは高いものを持っているので期待したい。以下、スタミナのあるローズテソーロ、休み明けどうかも中山で2戦2勝のフィリアプーラ、オークスは馬場が合っていなかったフェアリーポルカ。

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