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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月6日 中山11R ニュージーランドT(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 NHKマイルCへのステップレース。桜花賞と同じ週なので牝馬の上位陣は不在になるのが通例で、牡馬のマイラーもトップクラスは皐月賞にチャレンジすることが多い。さらには昨年からアーリントンCが翌週に移動してきたので、そちらにもメンバーが流れる。昨年ここをステップにしたケイアイノーテックがNHKマイルCを6番人気で制覇したように、本番の主役候補というよりは穴馬を輩出するステップ、という位置づけになっている。

1.前走重賞組強し

 前走で重賞を使われていた馬が過去10年(阪神開催の2011年を含む)で9勝、直近では6連勝中。2018年はケイアイノーテック、2017年はクライムメジャー、2016年はアストラエンブレム、2015年はグランシルクと、前走で500万条件を快勝した素質馬が1番人気に推されたが、それぞれ2着、8着、4着、2着と勝ち切れていない。将来性よりも経験値、という傾向。

2.馬格が必要

 過去10年のうち中山開催だった9年に限定すると、馬体重480kg以上の馬が6勝していて、昨年の勝ち馬カツジも478kgだった。馬体重470kg以上が勝率10.5%・連対率18.4%であるのに対して、470kg未満は1.5%・6.1%。勝ったのはカレンブラックヒル(466kg)のみである。

3.牝馬は侮れない

 過去10年(阪神開催の2011年を含む)で牝馬の出走は14頭あったが、2014年にはベルルミエールが8番人気3着、2016年にはエクラミレネールが12番人気3着、2017年もスズカゼが9番人気で4着している。牝馬の挑戦は賞金不足で桜花賞を除外になったケースがほとんどで、上位人気に支持された馬は皆無だったにもかかわらず、好走馬がしばしば出ている。

 メイショウショウブは桜花賞では賞金不足の見通しで、こちらに回る公算が大きい。チューリップ賞では出負けして自分の競馬ができずに敗れたが、すんなり先行したときの粘り強さはアドマイヤマーズの2着したデイリー杯2歳Sが示すとおり。前走で482kgと牝馬ながら馬格に恵まれており、直線が短くパワーを要する中山替わりもプラスに働きそうだ。

 アガラスは東京スポーツ杯2歳Sで2着。折り合いの難しさが出ているので距離短縮で新味を見出したい。ココフィーユは牝馬ながら京王杯2歳S4着など牡馬相手にも実績がある。長距離輸送のない関東圏の競馬なら一変もある。

 アフランシールは一瞬のキレ味が持ち味で、中山マイルは合いそうだ。ヴィッテルスバッハはスタートに難があるが長くいい脚を使える。1勝馬ながら前走の内容がいいワイドファラオ、ショーヒデキラにも注目。

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