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1月20日 中山11R AJCC(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 GIでの勝ち負けを視野に入れるようなクラスは、京都記念や中山記念あたりから始動するのが通例。AJCCは実績馬が出走しやすいグレード別定戦でありながら、バリバリのトップホースが参戦することは例外的だ。何らかの事情を抱えた実績馬に上がり馬が挑んでいく、という構図になることが多く、1番人気は過去10年で4連対のみ。信頼性はもうひとつで、波乱の余地は小さくない。

1.大レースでの好走経験が必要

 過去10年の勝ち馬のうち、それまでGIかGIIで3着以内に入った経験がなかった馬は皆無だ。中山にしろ阪神にしろ、小回りの2200m戦は底力が問われる流れになりやすく、実績面のハードルは高めに見積もりたい。

2.GI馬は苦戦を強いられる

 前項と矛盾するようなデータだが、過去10年間、すでにJRAGIを勝った実績のあった馬が、このレースで馬券圏内に入った例はない。2018年のゴールドアクターは3番人気11着、2015年のゴールドシップは1番人気7着、2010年のキャプテントゥーレは1番人気11着。他にも2017年のワンアンドオンリー(5着)、2014年のサダムパテック(11着)など、GI馬は期待に応えられていない。

3.前走凡走馬が巻き返す

 前週の日経新春杯では好調馬が強いという傾向があり、今年も前走1着馬が2頭出走して2、3着に入った。それと対照的に、このレースでは前走で凡走していた馬の巻き返しが目立つ。過去10年で前走で馬券圏内を外していた馬が7勝して2着5回と、毎年のように好走している。

 ジェネラーレウーノは中山では4戦3勝、皐月賞でも3着に好走した。今回と同じコースのセントライト記念を快勝した実績もあり、小回りの中距離戦には自信を持っている。菊花賞は長丁場への対応を意識して消極的なレースになったが、この距離ならばなんの不安もない。巻き返しを期待したい。

 菊花賞馬フィエールマンはエンジンの掛かりが遅い面があって、小回り中山ではレース展開が鍵になる。サクラアンプルールはGIIならば上位安定という存在。有馬記念は外枠も堪えての敗戦だった。

 シャケトラは長期休養明けが不安材料だが、ここに向けて乗り込みは十分。中山コースにも実績がある。以下、昨年の勝ち馬ダンビュライト、中山[1-0-1-1]のメートルダール、休み明けでも能力は出し切れるステイインシアトル。

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