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11月24日 東京11R ジャパンC(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 東京競馬を締めくくる大一番ではあるが、近年一線級が同時期に行われる香港国際競走に出向く例が増えるなどして、下半期にある大きいレースの一つという位置付けに落ち着いてきている。今年は年内のGI勝ち馬がゼロ(ラヴズオンリーユーは回避)というメンバー構成になっており、未だGI勝ちの無い馬にも十分にチャンスがあるだろう。

1.軽い斤量の馬有利

 過去10年で、斤量53kg、つまり3歳牝馬の成績は[2-1-1-7]で複勝率36.4%と上々。3歳牡馬と4歳以上牝馬の55kgも[5-2-1-21]で複勝率27.6%とまずまず。対して、4歳以上牡馬の57kgは[3-7-8-112]で複勝率13.8%となっている。もっとも母数の規模が違い単純比較はできないが、軽斤量の馬が活躍しやすいレースと言える。

2.前走4着以内

 過去10年、前走4着以内だった馬が[9-7-6-70]で複勝率23.9%と上々。対して、前走5着以下だった馬は[1-3-4-70]で複勝率10.3%しかない。前走5着以下だった馬は巻き返してきても、2、3着までというケースが多い。

3.内前決着

 今年東京芝2400mで行われた20レース中(未勝利以下除く)、4角10番手以下の馬が差し切り勝ちを収めたのは2例のみ。ここ4年は大体同じような傾向で、差し・追い込みはあまり決まらなくなっている。ジャパンCも例に漏れず、昨年は中団より前で立ち回り4角でラチ沿いを通った馬のワンツースリー、一昨年は好位のインで脚を溜めていたシュヴァルグランの差し切り勝ち、3年前はキタサンブラックの逃げ切りと、中団より前でロスなく立ち回った馬が好走するレースとなっている。なお、ショウナンパンドラが追い込んで勝った15年は、芝2400mで行われた年間の23レース中4角5番手以内から勝ち馬が出たのが5例のみと、ここ4年とは異なる差し優勢傾向の馬場が一年を通して続いていた。

 カレンブーケドールに期待したい。3走前のオークスは比較的中緩みの少ないタフな展開の中、好位追走からまんまと押し切らんかといった好内容で2着。過去に類のない高速馬場だったという点を踏まえても、近年3歳でジャパンCを好走した牝馬のオークスの内容と比べてレベルの高さは遜色のないものであり、ここで通用する素地は十分にあると見る。また、上に述べたように近年のジャパンCは好位で立ち回る馬に有利なレースとなってきており、この馬の器用さは大きなアドバンテージだ。

 レイデオロはオールカマーで4着。GI・2勝馬としては不満の残る内容ではあったが、休み明けで展開が向かなかったことを考えると、得意の東京に変わって見直す余地は大いにありそう。ワグネリアンは前走天皇賞・秋で5着。2桁馬番から掲示板に乗ったのは当馬だけであり、能力は示したと言える。昨年の日本ダービーのように思い切って先行できればここでもチャンスはありそう。

 スワーヴリチャードは前走が案外な結果。条件は合っているだけに巻き返しを期待したいが、以前ほどの勢いがあるかと言われれば疑問。以下、先行力を活かすダンビュライト、近年前有利なレースなのがどうかも距離延長は歓迎のユーキャンスマイル、一昨年の覇者シュヴァルグラン。

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