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11月3日 東京11R アルゼンチン共和国杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 芝2500mという特殊距離のハンデGII。芝2400mとは100mしか違わないが、その100mはまるまる上り坂。つまり2400mと比べて上る坂が一つ多く、スピードよりスタミナが要求されやすいのが大きな特徴だ。よって、ジャパンカップよりは有馬記念の叩き台、もしくはステイヤーズS、ダイヤモンドSへ続く長距離路戦を見据えた一戦という位置づけがメインとなる。

1.若い馬が中心

 過去10年で4歳馬が[6-4-3-23]で複勝率36.1%と優秀。対して、5歳馬は[0-4-4-42]で複勝率16.0%、6歳馬は[3-2-0-28]で複勝率15.2%、7歳以上馬は複勝率0%となっている。また過去には、スクリーンヒーロー、トーセンジョーダン、ゴールドアクター、そしてシュヴァルグランら後のGI馬が4歳時に本レースを勝利し飛躍のきっかけとしている。

2.前走準オープン組に壁はない

 過去10年、前走がGIだった馬は複勝率42.9%と、さすがに格が違うケースが多く優秀。しかし、次点は前走GII組ではなく前走3勝クラス(1600万下)組で30.8%となっている。前走GII組は複勝率13.0%、前走GIII組に至っては複勝率7.7%だ。

3.先行馬有利

 過去10年で4角5番手以内だった馬は[6-4-6-45]で複勝率26.2%。また、10年中6年で4角5番手以内の馬が2頭馬券に絡む結果となっている。上り坂スタートということもあってか近年は前半がゆったりしたペースになることが多く、先行馬がその恩恵を受けている。


 アフリカンゴールドは前走スローペースの上がり勝負を抜け出し完勝。以前は気性面に課題があり難しさがあったが、去勢2戦目でレースぶりに進境を示した。コース途中にアップダウンがある京都コースを苦手としていたことから坂スタートになることに不安が残るが、距離が伸びること自体は全く問題なく、前走の走りなら重賞でも通用可能だろう。

 ルックトゥワイスは目黒記念の覇者。今回は斤量が2kg重くなり、そしてスローペースになりそうでそれへの対応がカギとなる。トラストケンシンは六社Sで2着も休み明けとしては及第点の内容。距離は2400mより2500mの方がベターで、ここでも通用する下地はあるがとにかく内枠が欲しい。

 アイスバブルは小倉記念7着以来の実戦。目黒記念で2着しており今回の舞台代わりはプラスだろうが、やはり前走負け過ぎな点が気になる。以下、休み明けから動ける昨年の2着馬ムイトオブリガード、前走は踏み遅れて流れが向かなかったが4着したノーブルマーズ、スタミナ豊富なバリングラ。

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