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10月26日 東京11R アルテミスS(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神JFへの関東エリアのステップ重賞として創設されて今年で8年目。過去の連対馬からアユサン、レッツゴードンキ、メジャーエンブレム、リスグラシュー、ラッキーライラックと、後のGIホースを多く輩出しており、本番との繋がりという意味でも、翌週のファンタジーSを凌駕して今や最重要ステップレースとなっている。

1.中距離タイプの種牡馬に注目

 14年9番人気で快勝したココロノアイはステイゴールド産駒で、15年に12番人気で勝利したデンコウアンジュはメイショウサムソン産駒。他も、ハーツクライ、オルフェーヴル、ディープインパクトと中距離志向が強い種牡馬の産駒が勝利している。この時期の2歳牝馬にとって東京マイルはタフな条件であり、マイル以上の距離に適性がある種牡馬の産駒が好走しやすい。

2.差し・追い込み有利

 昨年はシェーングランツが4角13番手から差し切り勝ち。また、後に逃げてGIを2勝するメジャーエンブレムをデンコウアンジュが最後方から差し切ったのもこのレースだ。過去の勝ち馬は、それまでに差しで結果を出していた馬ばかりであり、逃げ・先行一辺倒の馬では勝ち切るのは難しい。

3.キャリアより素質重視

 創設当初はオープン・重賞からの臨戦馬が連勝したが、最近5年間は初勝利直後の馬が勝利している。昨年デビュー2連勝のグレイシアは1番人気で11着。また、15年は連勝中だったメジャーエンブレム、14年は前走で札幌2歳S3着だったレッツゴードンキがいずれも1番人気に支持されながら未勝利を勝って臨んだ馬に敗れている。

 ラインオブダンスは新馬戦の新潟マイルで5着も、上がり3F32秒5の鋭い末脚を使い素質を見せた。2・3戦目で1800mに距離を伸ばして内容を良化させたこと、そしてハーツクライ×エルコンドルパサーという重厚な血統背景からして、本質的にはマイルより長い距離に適性がありそうだが、このレースはそのような馬の差しが届きやすいレースだ。

 リアアメリアは阪神マイルの新馬戦を8馬身差快勝。出遅れこそあれ、同日にあった同条件の3歳未勝利戦と比べて0秒4しか遅くない走破時計で各馬を差し切る好内容だった。また、当時は開幕週にしては時計の掛かる馬場であったので、パワーの要求される東京マイルという舞台も問題なくこなせるだろう。サンクテュエールもデビュー前から注目されていた素質馬で、危なげない内容で新馬戦を快勝した。ただ夏の新潟は馬場が軽く、レースや上がりの時計を鵜呑みに出来ない面もある。今回は真価を問われる一戦だ。

 オムニプレゼンスは重馬場で勝ち上がったようにディープインパクト産駒にしては重い馬場にも対応力が高いタイプ。末脚比べになるとどうかも、スタミナが問われる展開になれば面白い存在だ。ルーチェデラヴィタは2連勝中だが、いずれもレースレベルに疑問が残るので連下までの評価とする。

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