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10月14日 東京11R 府中牝馬S(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 エリザベス女王杯のステップレース。かつては本番との関連性はあまり高くなかったが、11年にGII昇格してから出走メンバーのレベルも徐々にアップ。昨年2着したリスグラシュー、一昨年1着のクロコスミア、16年1着のクイーンズリング、7着のシングウィズジョイらは本番でも活躍しており、ステップレースとしての重要性は高くなってきている。

1.重賞実績馬の存在感が高まる

 GII昇格後の8年間で連対した延べ16頭中、13頭はそれ以前に重賞を勝った経験があった。2010年までは3年連続で重賞未勝利馬が勝っていたが、近年の傾向では実績の劣る馬には好走の余地が小さくなっている。

2.軽量馬有利

 昨年は498kgのディアドラが勝ったが、それ以前で馬体重480kg以上の馬が馬券に絡んだ例は11年に勝利したイタリアンレッドまで遡らなくてはならない。過去10年で420-439kgの馬が複勝率37.5%と、馬体重が軽い馬の方が好走しやすい。

3.牡馬混合戦ステップに注目

 15年から17年の3年連続で前走牡馬混合戦だった馬がワンツーしている。牝馬限定重賞からの臨戦が多数を占めるが、前走で古馬混合の厳しい流れで揉まれた経験をしている馬の好走例の方が目立つ。


 クロコスミアの前走札幌記念は7着だったが、大外枠、そして直線で挟まれた不利を考えれば上々の内容。牡馬の強敵相手に善戦したと言える。春にはヴィクトリアマイルで3着するなど6歳になった今年も牝馬路線では上位の実績を残しており、優勝経験のある舞台なら巻き返しを期待できるだろう。

 ディメンシオンは前走完全に展開が向いた面もあったが、重賞で初めて馬券内に好走。距離は伸びて良く、東京も問題ない。牝馬限定戦なら再度上位争いを期待できるだろう。ラッキーライラックは非根幹距離で見直せる。高速馬場だと勝ち味に遅い面があり人気するほど信頼は置けないが、スムーズならまず上位争いになるだろう。

 自己条件と両睨みでの登録だが、出走してくれば面白い存在になるのがジョディー。条件はここがベストで、52kgなら粘り込みは十分可能。以下、マーメイドSで進境がみられたレッドランディーニ、牝馬限定戦向きのスカーレットカラー、1F長いが地力は上位のプリモシーン。

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