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10月6日 東京11R 毎日王冠(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年は特別登録の段階でGI勝ち馬が5頭出走予定。一見かつての毎日王冠らしい豪華メンバーにも思えるが、内実を見ると最盛期の勢いを失っている実績馬も少なくない。実績馬が意地を見せるか、それとも勢いのある馬が下克上を果たすか。そこの判断が馬券のカギを握ることになりそうだ。

1.スピード必須

 歴代の東京芝1800mにおける勝ち時計ベスト5の内、4つは毎日王冠で記録されている(07年、18年、08年、94年)。開幕週の高速馬場で行われるのが毎年の傾向で、昨年1、2着のアエロリットとステルヴィオ、一昨年2、3着のサトノアラジンとグレーターロンドンのようにマイルで活躍するようなスピードタイプが好走しやすい。

2.斤量の軽い牝馬・3歳馬

 過去10年の成績を年齢別に見てみると、1位は連対率35.3%の3歳。また翌週に同条件の府中牝馬Sがあるため例が少ないが、本レースに出走した牝馬は過去10年で4頭中3頭が連対している。3歳馬や牝馬は古馬に比べて斤量が軽く、それはスピードが求められるこのレースにおいてアドバンテージとなる。

3.ベテランは割り引き

 過去10年で4歳馬の連対率が20.7%であるのに対して、5歳馬は13.8%で6歳馬は14.3%、7歳以上馬は3.6%となっている。上のデータとも関連しているが、スピードが求められるという観点からもベテランの狙いには慎重にならざるを得ない。


 ダノンキングリーは2000m以上のクラシック戦線でも活躍したが、デビューから1600m-1800mの距離で3連勝しているように本来の適性は2000m以下にあるのだろう。今回は共同通信杯でアドマイヤマーズを軽々差し切ってみせた東京1800mであり、斤量は54kg。GI馬らが相手でも善戦以上を期待できるだけの条件は揃った。

 アエロリットは昨年の覇者で、今年の安田記念を2着。まだまだスピードの衰えはなく、今年も勝ち負けの期待は十分に持てるだろう。ペルシアンナイトは叩き良化型。札幌記念では外目を回って直線で脚色がやや衰えたが、地力負けではない。叩き2走目のここで前進を期待する。

 インディチャンプはマイルでも掛かる時があり、1800mへの距離延長は不安材料。ただ、アエロリットがいるここならスローペースになるはずはなく、折り合えれば上位争いは可能だろう。以下、条件が合っており斤量からしても面白い存在のランフォザローゼス、開幕週歓迎のギベオン。

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