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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

10月5日 東京11R サウジアラビアRC(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 伝統あったオープン特別「いちょうS」を格上げして、更に名称を変更して生まれたのがこのレース。オープン特別の時代にはエアグルーヴやメジロドーベル、イスラボニータらを輩出し出世レースとしての呼び声も高かったが、重賞になってからもクラリティスカイ、ダノンプレミアム、そしてグランアレグリアの3頭がGI馬へと育っている。重賞としての歴史は浅いが、重要性は高い。

1.スピードが要求される

 2014年は1分33秒5の2歳コースレコード決着で、一昨年も稍重ながら1分33秒0が出てレコードが更新された。開幕週の馬場ということもあり、多少の雨なら馬場に影響を与えずスピードが要求されるレースとなる。

2.早期デビュー組優勢

 過去5年間の勝ち馬で最もデビューが遅かったのは2014年のクラリティスカイの7月5日で、他の4頭はいずれも6月にデビューしていた。高速馬場でのレースに対応するための完成度の高さの裏付けとして、早期デビューの仕上がり早タイプであるかどうかは判断材料として重要になる。

3.前走敗れた馬は軽視

 過去5年で、前走重賞・オープン特別・500万下(現1勝クラス)で負けていた馬の成績は[0-0-1-21]で未だ連対がない。一昨年は新潟2歳S3着のテンクウが4着、札幌2歳S3着のダブルシャープが6着しているなど、他の重賞で好走してきてもここで強調はしにくく、基本的には前走勝利した馬が中心となる。


 サリオスは6月にここと同条件の東京芝1600mでデビューし、アブソルティスモに2馬身差、3着には更に7馬身差を付ける快勝。上がり3F33秒1という末脚で素質を示した。今回は走破時計の短縮、そして新馬戦より締まったペースへの対応がカギとなるが、少頭数も味方してクリアするのはそう難しくないだろう。

 ロードエクスプレスはスピードが勝ったタイプで、早期ならマイルにも対応は可能。早期デビュー組ではなく2戦目での上がり目がどうかという面はあるが、前々で立ち回って粘り込む競馬に期待したい。アブソルティスモはダイワメジャー産駒らしく新馬戦は上がり勝負でサリオスに切れ負け。今回は極端なスローペースにはならないだろうし着差を縮めることはできそうだが、開幕週の東京だと分が悪いことには変わりない。

 クラヴァシュドールは新馬戦で33秒1の末脚を使い快勝。距離はもう少しあった方が良さそうだが、ここでも面白い存在だ。以下、レースで遊ぶ面があるので少頭数は歓迎ではないが素質は高いエンジェルサークル、条件合いそうなジェラペッシュ。

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