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6月9日 東京11R エプソムC(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春の東京GI戦線が終わり、季節と共に競馬界も「夏」へと移行し始める時期に行われるGIII。東京1800mというコーナー3回の特殊なコースで行われるが単に内枠有利とも言えず、開催後半だからと言って差し馬が台頭しやすいと言う訳でもない。比較的堅い決着が多いレースではあるが難解な一戦である。

1.若い世代が中心

 過去10年の成績を年齢別でまとめてみると、4-5歳馬が(9・8・3・56)で複勝率26.3%なのに対し、6歳以上は(1・2・7・81)で複勝率11%となっている。6歳以上の馬が3着に絡んでくるケースは多いが、基本的には4-5歳の馬が中心になると見て良さそうだ。

2.前走距離に注目

 過去10年の成績を前走の距離別で比較してみると、同距離の1800mだった馬の成績は(3・4・3・43)で連対率13.2%、1600m以下だった馬は(5・3・2・35)で連対率17.8%、2000m以上だった馬は(2・3・5・59)で連対率7.2%となっており、前走距離1800m以下だった馬がやや優勢。2000m以上を使われてきた馬は勝ち切れないケースが多い。

3.先行馬に注意

 重馬場での開催だった昨年を除くと、12年-17年の6年間でいずれも4角2番手以内だった馬が馬券に絡んでいた。該当する6頭は15年のエイシンヒカリを除くと全て4人気以下。開催後半とは言え前は止まりにくく、前々で立ち回る伏兵が後方待機組を抑えて台頭することは十分可能なのだ。今年はダービーや安田記念を筆頭に先行馬が活躍するシーンが目立っており、例年以上に先行馬に警戒しておく必要がありそうだ。


 ソーグリッタリングは今年に入ってからリステッド競走を連勝。休養明けからの成長は著しく、前走都大路Sの内容からして重賞でも通用する目途は立ったと言って良いだろう。以前課題だった折り合いの不安も今ならほとんど問題ないだろうし、スタートが上手なので好位で競馬できるのも強み。相手の揃ったここでもいきなり好勝負に持ち込めて良い。

 プロディガルサンはここ3走2着と惜敗が続いているが、得意の東京コースに替わって期待できそう。位置取りがカギとなるが、堅実な差し脚で上位に食い込んでこれるだろう。休み明けの前走が好内容のカラビナも上位評価。これまで東京コースでは3戦3連対。極端な高速馬場が不安も、前走使った上積みがあれば好勝負は可能。

 ミッキースワローは前走新潟大賞典を2着。ここでも格上だが、距離が若干短い印象だし展開に左右される面もある。以下、前走休み明けで大外枠という厳しい条件だったが叩いたここで巻き返せるレイエンダ、持ち時計のある得意条件なので通用してもいいアップクォーク、先行力が魅力のダノンキングダム。

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