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5月26日 東京12R 目黒記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ダービーのほとぼりが冷めやらない中で目黒記念は行われる。1932年に創設された、現存する重賞の中では最古の伝統あるレースだ。非根幹距離で行われるハンデ戦らしく例年波乱傾向にあることでも知られる。

1.スタミナ実績

 数字だけ見ると2400mよりも100m長くなるだけなのだが、東京2400mはスピードタイプの中距離馬が押し切るシーンも多々見られるのに対し2500mになると途端にそうはいかなくなる。というのも、その100mの延長分というのがそのまま高低差2mの上り坂になるからだ。つまり2400mに比べ上る坂が一つ多くなり、タフなコースに様変わりするわけだ。現に過去10年の連対馬の内、過去に2400m以上のレースで連対経験があった馬は実に18頭。スタミナの実績が必要になる。

2.勝ち切るには末脚が必要

 過去10年で逃げ馬が馬券に絡んだのは1回のみ。また、過去10年で前走の4角位置取りが6番手以内だった馬が(3・4・6・61)なのに対し7番手以下は(7・6・4・75)、複勝率は17.6%と18.5%でほぼ五分だが、連対率は9.5%と14.1%と差が出ている。2着以上は差し馬が優勢と見てよいだろう。その証拠に不良馬場だった09年を除けば勝ち馬9頭は前走で「上がり3位以内」か「4角10番手以下」いずれかの条件を満たしていた。スタミナを活かすタイプの先行馬は2-3着止まりというケースが多くなる。

3.格よりも適性

 過去10年で最も勝ち馬を出しているローテは前走オープン特別組で4勝。(4・4・4・51)で複勝率19%と上々だ。3勝を挙げている前走GIII(JpnIII)組も(3・0・2・13)で複勝率27.8%と好成績。前走1600万下組も2勝を挙げている。しかし前走GI(JpnI)・GII(JpnII)組は(1・4・3・53)、複勝率13.1%と不振。格上だからと言って闇雲に評価を上げることはできない。

 ポポカテペトルは9か月半ぶりの実戦となるが、条件の合っているここでいきなり期待したい。昨年の同レースでは外目を回る形となったが0.2秒差の4着と善戦。不良馬場の菊花賞で善戦したようにスタミナに不安はないし、極端な上がり勝負にならなければ中団から図太く差して来れる。

 ルックトゥワイスは前走の新潟大賞典を4着。上がり33.2の脚を使い最後まで詰め寄った好内容だった。距離は延びて良いし、前走以上を期待出来る。ブラストワンピースは前走大阪杯を6着。休み明けで外目を回る形、さすがに厳しかったか。格が物を言うレースではないが、ここでは能力が違う。

 アイスバブルは末脚が上々。休み明けは問題ないし、目黒記念という舞台は合っていそうだ。以下、スタミナに不足はなく2400mでは凡走したことがないアドマイヤエイカン、前走の大阪杯で上がり2位の末脚を発揮したムイトオブリガード、中山より東京向きのゴーフォザサミット。

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