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5月11日 東京11R 京王杯SC(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 1956年に「スプリングハンデキャップ」の名称で創設された。現在は1着馬に対し安田記念の優先出走権が与えられるステップレースという位置づけ。過去10年で1番人気馬が馬券になったのは13年1着のダイワマッジョーレのみと、近年は波乱の結果が続いている。

1.前走条件に注目

 過去10年で前走1600mだった馬は(5・7・5・61)で複勝率21.8%と好成績。対して1400mは(1・1・2・17)で複勝率19.0%、1200mだと(3・2・3・54)で複勝率12.9%と、距離が短くなるにつれ成績は落ち込む傾向にある。前走1200mで優勝した3頭はいずれも高松宮記念からのローテだったことを考えると、基本的にマイルを使われてここに臨む馬、もしくは高松宮記念を使われてきた格上の馬を中心視すべきか。

2.4歳馬は苦戦気味

 過去10年の成績を年齢別にみると、最も良いのが5歳馬。(5・2・4・33)で連対率15.9%、複勝率は25%にも及ぶ。6歳以上の馬も(3・8・2・62)、連対率14.6%、複勝率17.3%とまずまず。逆に4歳馬は(2・0・4・40)で連対率4.3%、複勝率13.0%と苦戦気味。高齢馬だからと言って軽視するのは危険だ。

3.近年は末脚も問われやすい

 09年-13年において上り3Fが3位以内だった馬が優勝したケースは1回のみだったのに対し、14年-18年だと実に4回を数える。過去10年の逃げ馬の成績が(0・1・2・7)であるように以前から差し馬が台頭しやすいレースではあったが、近年は更にその傾向が顕著になりつつある。

 サトノアレスは昨年の安田記念で上り最速の4着。ここなら末脚のキレは最上位だ。昨年の同レースで3着しているし、東京マイル以下で3着以下だったのは安田記念と不良馬場だった富士Sのみ。休み明けだが、得意条件のここはいきなり期待できる。

 ロジクライの前走は高松宮記念。3コーナーでスムーズさを欠いたし、やや忙しかった印象。1400mなら巻き返してきそうだ。スマートオーディンは前走一頭だけ違う脚で大外からごぼう抜き。末脚の活きる舞台で再度期待できる。

 ロードクエストは戦績からして1400mへの距離短縮は良さそう。スムーズに立ち回りたい。以下、高松宮記念では上り最速を記録したレッツゴードンキ、32秒台の末脚が使えるリナーテ、前走脚を余したが上位と差のない競馬をしたスターオブペルシャ。

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