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2月17日 東京11R フェブラリーS(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 JRAでは年明け初となるGI競走。また、一方では昨秋以来続いた国内ダートGI戦線の最終戦という性格もある。これが終わると国内のダートGIは、5月のかしわ記念や6月の帝王賞まで間が開くこともあって、東京ダート1600mという特殊性の強いコースに、数多くの一流馬が集結することになる。癖があるコースで行われるオールスター戦ということで、芝の有馬記念のような趣も持つ。

1.スペシャリストのためのレース

 芝スタートでワンターンのダートマイル戦は、JRAではこのコースだけ。ダート戦としては例外的にスピードとキレ味が求められる舞台である。最近7年間の勝ち馬は、いずれもそれ以前に東京ダート1600m戦の重要レース(フェブラリーS、武蔵野S、ユニコーンS、ヒヤシンスS)で3着以内に好走した実績があった。

2.GI実績馬が復活する

 2018年の勝ち馬ノンコノユメは2016年の当レースで2着、2着のゴールドドリームは2017年の勝ち馬で、3着のインカンテーションは2015年の当レースで2着と、同レースの好走経験馬3頭による決着だった。2017年の2着馬ベストウォーリアも、2015年に3着した実績があった。近年はこのレースに狙いを定めていたリピーターの期待値が高くなっている。

3.スピードレースの経験が必要

 2018年はチャンピオンズCで2着、前哨戦の東海Sを完勝していたテイエムジンソクが2番人気で12着に大敗したが、同馬にはそれまで1600m以下のレースへの出走経験がなかった。過去10年で同様の馬が連対した例は、2009年2着のカジノドライヴのみ。中距離の流れに慣れきっている馬は、忙しい流れに戸惑って脚を失ってしまうリスクがある。

 ゴールドドリームは一昨年の勝者で昨年の2着馬。一昨年暮れ以降はGIかJpnIばかり使われながらオール連対で、敗れたときも0.2秒差以内と、つねに勝ち負けを演じている。脚元の問題があって、いつも万全の状態というわけでないが、それでも崩れていないのは、能力の絶対値の高さの証明だろう。前走の東京大賞典時はチャンピオンズCを回避する誤算があったが、この中間は順調そのものだ。

 オメガパフュームは3歳にして東京大賞典を制覇した。ただし、距離は長いほうがいいタイプで、東京ダート1600mでは青竜Sの3着があるだけ。スピード競馬への対応が課題になるだろう。コパノキッキングはカペラS、根岸Sと重賞を2連勝。今回は距離延長が鍵になるが、ダート馬らしからぬキレ味はこのメンバー相手でも脅威になる。自身の競馬に徹してハマるかどうかだろう。

 インティは破竹の6連勝でGIに挑むが、未経験のマイル戦にくわえて関東圏への輸送競馬も初と、超えるべきハードルは少なくない。体質が強化されて安定感が増したユラノト、ポカがあるタイプだが当コースで重賞2勝の実績を誇るサンライズノヴァ、リピーターレースという観点から前年の勝者ノンコノユメにも注目したい。

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