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2月3日 東京11R 東京新聞杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 安田記念へと続く古馬マイル路線の関東における開幕戦。2015年の勝ち馬ヴァンセンヌはその年の安田記念で2着。また2018年の勝ち馬リスグラシューはヴィクトリアマイルを2着してエリザベス女王杯勝ちと、冬場のGIII戦ながら先のGIに繋がることも少なくない。

 過去10年間で1番人気はわずか1連対。馬連万馬券も3回と、波乱の余地は小さくない。安田記念やヴィクトリアマイルが行われるコースということもあって、「馬の格」の順番での決着を想定してしまいがちだが、必ずしもそうなっていないところが、東京新聞杯の難しさと言える。

1.GI実績はあてにならない

 2017年はGIで何度も好走したエアスピネルが、同世代で「格下」と目されたブラックスピネル、プロディガルサンの後塵を拝して3着に敗れた。2018年も同様に、安田記念4着の実績馬グレーターロンドンが1番人気で9着。2016年の勝ち馬スマートレイアー、2013年の勝ち馬クラレントのように、GIでは足りないもののGII、GIIIを勝ちまくるような馬が好走しやすいレースであり、GIでの好走実績はあまりあてにならない。

2.上がりが速くなり不器用なタイプは苦戦

 過去3年間のレース上がり3Fは、新しい方から順に、34.1、32.7、33.5秒。頭数にかかわらずスローペースに流れることが通例で、早めに動けないタイプは脚を余す危険性が大きい。

3.中距離適性が求められる

 2018年の勝ち馬リスグラシューは前年の秋華賞2着。2017年の勝ち馬ブラックスピネルも白百合Sなど1800mのオープン特別を2勝、2016年の勝ち馬スマートレイアーも秋華賞2着など中距離での実績が豊富だった。スローペースで上がりが速くなる、緩急があるラップへの対応力を見るには、中距離戦での実績が重要な指標になる。

 レイエンダはダービー馬レイデオロの全弟という血統背景もあって中距離を使われてきたが、元来スピードが豊富なタイプである。チャレンジCの凡走でマイル路線に舵を切ってきたが、早めの決断が吉と出るのではないか。初となるマイル挑戦が非常に楽しみだ。

 ロジクライはマイルチャンピオンシップは14着と大敗したものの、これまでGIII戦では1・2・3・1着とまったく崩れていない。東京芝1600mでも2戦2勝と好相性だ。タワーオブロンドンはキャピタルSでは脚を余した内容の2着で、敗れてなお強しを印象づけた。NHKマイルCの大敗は不利が重なったもので、世代トップのマイラーとしての評価に変わりはない。

 レッドオルガは兄姉にクラレント、レッドアヴァンセと活躍馬多数。前走は不得手な右回りで6着に終わったが、得意の左回りに戻って見直せる。以下、休み明けの前走が圧巻の内容で本格化を思わせたインディチャンプ、昨年の2着馬で東京コースでは堅実なサトノアレス、久々だった前走を叩かれての上積みが見込めるリライアブルエース。

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