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4月29日 新潟11R 新潟大賞典(G3)

netkeibaデスクの見解

 ※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 過去10年で1番人気馬の勝利はなく連対したのも一頭だけ、そして4年連続で10番人気以下の馬が馬券に絡んでいるという非常に荒れやすいレースだ。GIシーズンにあるローカルでのハンデ戦ということで、能力の抜けた馬やGIを目指す馬などは別路線を歩むことが多く、地力の拮抗したメンバーが集まりやすいのもその理由の一つか。

1.差し・追い込みが届きやすい

 過去10年で4角先頭だった馬が3着以内に残ったケースは去年のステイインシアトルのみ。また勝ち馬の平均4角通過順が7番手であり、昨年と16年を除いて4角10番手以下から差してきた馬が一頭以上は馬券になっていることからも、基本的には差し馬が優勢だ。特に昨年優勝したスズカデヴィアス、一昨年優勝したサンデーウィザードのような、前走他場の直線が短いコースで差し届かなかった馬の巻き返しに注目。

2.ハンデにもポイントが

 過去10年で負担重量が「55g未満」だった馬は計39頭出走し、その中で馬券になったのは11年のマッハヴェロシティ一頭のみ。ハンデの軽い馬は苦戦する傾向にある。逆に、特に好走が多いのは56kgから56.5kgを背負った馬。この10年で(6・3・8・24)、複勝率は41.5%と好成績だ。

3.距離実績が必要

 過去10年で馬券になった延べ30頭の内、過去に2000m以上のオープンクラスのレースで3着以内に入った経験のあった馬は27頭。特に福島民報杯や福島記念など、2000mの中でもスタミナが要求されやすいレースで好走経験のある馬の活躍が目立っている。荒れるハンデ戦と言っても、距離実績は不可欠だろう。

 ロシュフォールは前走のアメジストSを快勝しオープン入り。これまで東京・新潟の1800mから2000mでは4戦4勝、広く直線の長いコースでは負け知らずだ。昨年夏に新潟1800mで上り3F32.6秒を記録しているように、いきなり重賞でやれる素質は十分。新潟2000mという舞台は絶好で、驚異の末脚をここでも発揮する。

 ミッキースワローはここでは格上の存在。AJCCとセントライト記念で好走しているが、昨年のジャパンカップでは上り最速で差し込んで来ていたように直線の長い大箱で末脚を引き出す形でも期待できそう。アストラエンブレムは1600mから1800mを中心に走っているが、一昨年の新潟記念で2着しているように距離には対応可能。

 ルックトゥワイスは新潟2000mで2戦2勝。得意コースで重賞初制覇を狙う。以下、小倉1800mは忙しかった印象のエアアンセム、一昨年の3着馬メートルダール、広いコース向きなスズカデヴィアス。

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