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6月30日 福島11R ラジオNIKKEI賞(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 26年連続で重賞未勝利馬が制している難解な三歳ハンデ重賞であり、クラシック戦線で敗れてしまった馬、間に合わなかった馬が秋以降の飛躍を目指し集結する。小回りコース福島の開幕週に行われるため立ち回りの器用さが要求されやすい。

1.54kg-56.5kgの馬が優勢

 中山で行われた11年も含む過去10年の成績を負担重量別で見てみると、54kg-56.5kgだった馬が全勝しており複勝率は28.4%。対して53kg以下だった馬は複勝率10.9%にとどまる。特に52kg以下の馬は一頭も馬券に絡んでいない。ある程度斤量を背負う馬が中心になると見て良さそうだ。

2.内枠・先行有利

 過去10年の成績を枠番別で見てみると、1-3枠から15頭馬券になっており複勝率は28.8%。内枠有利と言えそうだ。また近年はハナを切った人気薄がそのまま粘り込むシーンも良く見られる。小回りの開幕週という条件であり逃げ・先行馬には警戒が必要だ。

3.オープンクラスでの実績・キャリア数

 過去10年で以前にJRAのオープンクラスで5着以内を経験していた馬の複勝率が26.3%に上るのに対し、その経験がなかった馬は複勝率13.5%にとどまる。しかし過去にオープンクラスで5着以内がなかった馬の内でも、キャリア6戦未満だった馬に絞ると複勝率25%と上々。6戦以上のキャリアを持っていた馬は複勝率6.5%と振るわない。

 レッドアネモスは前走の白百合Sを優勝し通算3勝目を挙げた。ハナにこだわらない形で結果を出したのは収穫で、小回りコースでも先行してスムーズに立ち回っていけそう。他の路線組との力関係がカギとなるがスピードは全く見劣らない。

 ダディーズマインドは前走の皐月賞を9着。結果は惨敗も直線で先頭に立ち見せ場十分の競馬だった。相手が落ちハンデ戦となるここでもう一押しが利く可能性は高い。ブレイキングドーンは京都新聞杯を6着。出脚が悪く終始流れに乗れない競馬だった。脚質的に小回りコースに替わるのは良いので、前々で流れに乗れればチャンス。

 ランスオブプラーナは毎日杯の勝ち馬。前走の皐月賞は直線で一杯になってしまったが、以前のレースでは先行して安定した走りを見せており巻き返しは可能。以下、スプリングSを3着しまだまだ底を見せていないディキシーナイト、休み明けも条件合いそうなヒシイグアス、距離短縮で前進が見込めるアドマイヤスコール。

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