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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

11月24日 京都11R 京都2歳S(G3)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 重賞としては今年が5回目だが、オープン特別として開催された期間が長く、秋の京都の中距離戦としてファンには馴染みが深い。オープン特別時代の勝ち馬にはエピファネイア、ヴィクトワールピサなど「超」のつくような大物の名前も見られる。将来の大物中長距離馬の登竜門的なレースである。

1.少頭数ながら持続力が問われる

 重賞昇格後の4年間、出走頭数は順に8・12・10・9。オープン特別時代から少ない頭数で行われることが通例になっていて、今年も特別登録は11頭に留まった。少頭数でゆったりした流れになって、スピードよりも末脚の持続力が問われるようなレースになる。昨年はハーツクライ産駒のワンツーで、一昨年はサドラーズウェルズ系ニューアプローチ産駒のベストアプローチが6番人気3着。

2.差す準備はできているか

 一昨年は萩Sを先行して快勝したプラチナヴォイスが2番人気で6着に沈んだ。2014年のエイシンライダーも同じ臨戦過程で凡走。開催前半のスピード馬場で先行して結果を残しても、最終週の京都2歳Sでは別の競馬が待っている。差す形を身につけていることが、上級レースでは大きな武器になる。

3.小回り経験が重要

 昨年断然の1番人気で2着に敗れたタイムフライヤーは、それまでの3戦はいずれもワンターンの芝1800m戦を使われていて、コーナー4つの競馬は未経験だった。前述のエイシンライダーも同様。コーナー2つの競馬しか経験がなかった馬の勝利は、重賞昇格以降の過去4年で皆無だ。

 クラージュゲリエは札幌2歳Sで大外を回る競馬で3着。気性面の幼さを残しているが、札幌芝1800mの新馬戦で上がり3F34.0秒をマークして差し切ったように、秘めたポテンシャルは高い。鞍上が初戦で手綱をとったモレイラ騎手に戻る今走は、どうしても賞金を加算しておきたい一戦だろう。

 ミッキーブラックは福島デビューから2戦2勝。早めに動いていった芙蓉Sが着差以上の強さで、スタミナ勝負は望むところだろう。ペルソナデザインはこのレースに強いハーツクライ産駒。適性を重視しての関西遠征ということで、侮れない存在だ。

 初戦の勝ちっぷりが鮮やかだった高額馬ワールドプレミア、紫菊賞を完勝したアドマイヤジャスタを初戦で負かしているブレイキングドーン、活躍馬ショウリュウムーンの初仔ショウリュウイクゾ、リアルスティールの全妹ラヴズオンリーユーにも注目。

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