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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

10月27日 京都11R 毎日放送賞スワンステークス(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 マイルCSの前哨戦であると同時に、スプリンターズSからの間隔も中3週と適当なので、1200路線を主戦場にする馬たちのための秋の目標レースという側面も持つ。マイラーかスプリンターか。休み明けの馬か、使われている馬か。

 各馬の適性も思惑もさまざまなので、なかなかすんなりとは決着しないレースになっている。過去10年で馬連配当が5000円を超えたことが6回。グレード別定GIIでありながら荒れやすい重賞である。

1.GI好走馬の登竜門

 最近6年間の勝ち馬は、サングレーザー、サトノアラジン、アルビアーノ、ミッキーアイル、コパノリチャード、グランプリボス。それぞれ、以降の短距離からマイルのGIで馬券圏内に好走している。GIでも好走できるような底力の裏付けがないと、ここを勝ち切ることは難しい。

2.格の違いがものを言う

 過去10年の勝ち馬のうち9頭には、それ以前に重賞を勝った実績があった。そのうちGIウィナーが2頭、GIIウィナーが4頭。唯一の例外である昨年のサングレーザーにも、2歳時にデイリー杯2歳Sで3着した実績があった。実績馬が別定斤量をはねのけて好走する傾向が強い。

3.中距離からの転戦馬に注目

 昨年の勝ち馬サングレーザーは2歳時にはクラシック出走を目指してホープフルSにも出走していた。一昨年のサトノアラジンも同様で、東京スポーツ杯2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳Sでは1番人気に支持された。2015年のアルビアーノは芝1800mのフラワーC勝ち馬で、2013年のコパノリチャードは皐月賞で5番人気と穴人気した。ずっと短距離ばかり使われている馬よりも、若い頃には中距離の大舞台を使われていた馬のほうが優位に立っている。


 ロードクエストは新潟2歳Sを圧勝、ホープフルSでも1番人気に支持された(2着)。古馬になってからはスランプに陥っていたが、近走はパラダイスSを2着、前走の京成杯オータムハンデでも0.2秒差の4着。以前のような追い込み一辺倒ではなく、スタートを決めて好位から競馬ができているように、前向きさが出てきたことは注目される。この中間は栗東に入厩、2歳時以来となるミルコ・デムーロ騎手とのコンビ復活もあって、結果を出したい一戦だろう。

 モズアスコットは安田記念の勝ち馬で、マイルチャンピオンシップに向けての復帰戦となる。安田記念以前の3走が2着続きだったように、ペースが緩むと勝ち味の遅さが気にかかる。デアレガーロは北海道では1200路線に挑んで結果が出なかったが、京都牝馬Sで2着している1400mに替わるのはプラス材料だ。気性の勝ったタイプで、久々は苦にしない。

 レーヌミノルは小倉2歳Sを圧勝、京王杯2歳Sでも2着したように、短距離でスピードを全面に押し出す競馬で強さを発揮する。高松宮記念では7着に敗退したものの着差は0.3秒。ここは頭数が落ち着きそうなこともあり、スピード能力にあらためて注目したい。

 以下、関東馬ながら京都は2勝と得意とするキングハート、久々の短距離戦出走で新味を出したいグァンチャーレ、昨年の2着馬ヒルノデイバロー。

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