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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月25日 中山11R 中山記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 かつては、バランスオブゲームやローエングリンなど「GIには少し足りない」クラスが存在感を発揮する地味なレースという印象だったが、近年はすっかり様変わりした。ドバイ国際競走への足慣らしとしてスターホースが登場するようになり、さらには昨年からGIに格付けされた大阪杯へのステップレースとしての役割も担うようになった。

 ただし、豪華メンバーが集結するようになりながらも、小回り中山コースらしい独特の難しさがあって、毎年人気通りの決着にはなっていない。高配当を期待してチャレンジできる余地があって、馬券的にも楽しめるレースになっている。

1.背負っている馬が強い

 57kg以上を背負った馬が過去10年で8勝して2着6回。紛れやすい小回り中山1800m戦ではあるが、最後は底力の争いになって格上馬が抜け出してくる。一昨年はダービー以来の久々だったドゥラメンテが好時計勝ちして、2014年は中山コースを不安視されたジャスタウェイが圧勝した。

2.リピーターレース

 カンパニーが2勝、バランスオブゲームが2勝、ローエングリンも2勝しているように、このレースだけはめっぽう強いという馬がいる。バランスオブゲーム、ローエングリンの2勝目はいずれも6番人気だったから、近況が冴えなくてもマークは外せない。当然のように、キャリア豊富な高齢馬の活躍が目立つレースでもある。

3.2000m以上の実績を重視

 過去10年の勝ち馬9頭(カンパニーが2勝)のうち8頭には、それ以前に2000m以上の重賞で勝鞍があった。唯一の例外であるトーセンクラウンも、2000m以上で3勝して2000mの福島記念で3着の実績を持っていた。マイル路線と中距離路線の一流馬が相まみえるレースだが、中距離タイプ有利という傾向が明確だ。

 サクラアンプルールは昨年人気薄で2着してあっと言わせたが、札幌記念を勝利してそれがフロックでなかったことを証明した。秋は古馬の王道路線を歩んで結果を出せなかったものの、競走馬としてこの一年間で着実にステップアップしている。有馬記念では最下位に沈んだが、落馬しそうになるほどの大きな不利を受けてのもの。前走の悔しい思いを得意条件で晴らしたいところだろう。

 ペルシアンナイトは昨秋マイル路線に専念してマイルCSを勝利したが、2000mでも皐月賞で微差2着がある。大阪杯に向けて、中距離路線でも目処を立てたい一戦。ウインブライトは当コースでスプリングSを快勝した実績があるし、中山では大外枠に泣いた皐月賞を除けば4戦オール連対。2000m重賞の勝ち馬という点でも好走馬の傾向と合致する。以下、オープン特別2連勝と好調で中山も得意なマイネルハニー、小島太厩舎の花道を飾るべくここに来て調子を取り戻してきたディサイファ、折り合いの不安がないこの距離で巻き返したいヴィブロス。アエロリットは1600mを超える距離では折り合いの問題を抱えるし、牡馬の一線級と戦うのも初めてで、さまざまに試金石の一戦となる。

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