最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 冬場の古馬中距離GII戦。GIを視野に入れたトップクラスは京都記念や日経賞あたりから始動するのが通例であり、このレースは何らかの事情を抱えたトップクラスに上がり馬が挑んでいく、という構図になりやすい。1番人気は過去10年で3連対のみと信頼性は低く、波乱の余地は小さくない。 1.大レースでの好走経験が必要 GIやGIIで好走実績がある馬が強いレースで、過去10年の勝ち馬のうち、それまでGIかGIIで3着以内に入った経験がなかった馬は皆無である。中山にしろ阪神にしろ、小回りの2200m戦は底力が問われる展開になりやすく、実績面のハードルは高めに見積もりたい。 2.GI帰りが強い 前週の日経新春杯では前走で条件戦を走っていた馬が通用したが、それとは正反対の傾向。前走でGIを使っていた馬が過去10年で勝率17.2%であるのに対して、前走GIIは11.5%、前走GIIIは5.0%。重賞以外から臨戦した馬は2着が2回あるだけで、前走で条件戦を走っていた馬は連対すら皆無だ。 2.4歳馬は苦戦 最近10年間で4歳馬の優勝例は皆無。5歳馬が4勝して、6、7歳馬が3勝ずつを挙げている。この時期の中距離戦では4歳馬は古馬に対して1kg軽い斤量で走れるが、このレースではそのメリットがほとんど感じられない。過去10年で1番人気に支持された4歳馬は3頭、2番人気も3頭いるが、トータルしても2着が2回あるだけと苦戦を強いられている。 宝塚記念以来の久々となるが、ゴールドアクターを信頼したい。有馬記念の勝ち馬にして古馬GIIを3勝と、実績面ではこのメンバーのみならず、現役馬全体を見渡してもトップクラスの存在である。休み明けで5勝を挙げているように鉄砲は得意なタイプ。一昨年秋以来勝ち星から遠ざかっているが、ずっとGIかその前哨戦だけを使われてきたせいもある。ここまで相手関係が楽になることは近走ではなかったことだ。 ミッキースワローは同じコースで行われたセントライト記念を圧勝。今シーズンが楽しみな有望馬だが、4歳馬苦戦のデータから評価を下げた。ブラックバゴは中山金杯で前が残る展開を大外から追い込んで僅差4着。いまの好調ぶりならGIIでも。以下、前走は挟まれる不利が痛かったトーセンビクトリー、大崩れがなく中山にも良績があるダンビュライト、頭数が減って展開が楽になりそうなマイネルミラノ、連勝の勢いで臨むレジェンドセラー。
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ここは、トミケンスラーヴァ、マイネルミラノとハナへ行きたい馬が2頭。無謀な競り合いはないと思えるが、たとえどちらかが大…