最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※12/29段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 関東圏では数少ない3歳牝馬重賞だが、阪神JFが終わった直後の一戦ということで、トップクラスの参戦は稀。500万下と大差ないメンバー構成になることが通例だ。正月開催のマイル戦として定着してからの過去9年間で二桁人気馬が4勝して2着も3回。A級馬が不在で戦力の上下差は小さく、何が飛び込んでくるかわからない難解な一戦である。 1.東京マイルからのステップが理想的 かつては阪神JFから転戦した組が強かった時期があったが、最近では出走自体が少なくなった。近5年間の勝ち馬は、いずれも前走で東京芝1600mを使われていて、一息入れての出走となっていた。内訳は、新馬が2頭、赤松賞が2頭、アルテミスSが2頭。2017年のライジングリーズンが12kgの馬体重増で一変したように、馬に合わせたゆったりしたローテーションでここに臨むのが近年の主流。 2.関西馬は勝ち切れない 関西馬の勝利は、2009年のジェルミナルが最後。以降は、1番人気を裏切った馬が3頭いるなど勝ち切れず、トータルで[1-1-3-18]と不振だ。ただでさえ変則開催で調整が難しい時期に、長距離遠征のハンデを背負う関西馬の扱いには慎重さが求められる。 3.ディープインパクト産駒は苦戦 ディープインパクト産駒は過去9回で[0-1-1-5]。3番人気以内4頭を含みながら厳しい結果に終わっている。ディープインパクトの上級馬はここには出走しないという事情はあるにしても、産駒の持ち味が出しやすい条件でないことは確かだろう。 テトラドラクマは前走東京芝1600mの未勝利戦を5馬身差で圧勝。勝ち時計の1分33秒9は、古馬も含めて同開催で第3位という好記録だった。先行抜け出しのレーススタイルが確立されており、中山替わりもプラスに働くだろう。 プリモシーンはそのテトラドラクマを負かして未勝利勝ち。こちらも1分34秒2という好タイムだった。スタートが不安定で中山替わりに不安が残るが素質は高い。トロワゼトワルはロードカナロア産駒の素質馬で、スローペースのアルテミスSでも4着と差し馬としては一番の好着順だった。初となる右回りは課題だが関東遠征自体は経験済みだ。 以下では、小柄だが根性があるオハナ、安定した先行力を持つライレローズ、阪神JF惨敗も侮れないサヤカチャン、中山では崩れたことがないグランドピルエット。
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