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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月10日 東京11R エプソムC(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 東京のGI連続開催の直後に出てくるデザートのようなレース。マイル路線で頂点を争うようなトップクラスは安田記念に回るため、半ばローカルの延長線のようなメンバー構成になりがちだったが、近年は様相が変わりつつある。

 秋以降に向けてきっちり賞金を加算しておくために、まだ底を見せていない実力馬の参戦が見られるようになっている。最近の連対馬からは、ダークシャドウ、ダノンシャーク、ジャスタウェイ、エイシンヒカリ、サトノアラジン、ルージュバックと、GIで主役を演じられる馬が出ている。マイルから中距離の頂点を目指す馬の登竜門的なレースとして、重要性が増している。

1.4歳馬の勢いを重視

 最近10年間で4歳馬が7勝。そのうちワンツーを決めたことも5回ある。なかなかGIIIレベルを突破できないベテランよりは、勢いのある4歳馬を主力にとるのがセオリー。

2.連勝馬券は大荒れしない

 なんとしても賞金を加算したい馬とそうでもない馬と、上下差のある組み合わせになることが多いため、連勝レベルでは堅い決着になることが通例だ。過去5年の連対馬10頭はすべて5番人気以内。ただ、3着には穴馬が来ることがしばしばなので、三連系の馬券ならば穴狙いの余地がある。

3.良馬場なら高速決着

 梅雨時期のレースながら、不思議と雨に祟られることは少なく、スピード決着になることがほとんど。近年では1分46秒そこそこの走破時計が求められるようになっている。かつては新潟大賞典から回ってくる馬が主力を形成していたが、レースのスピード化に伴って重要性が低下。最近6年間は、前走で芝1600から1800mを使っていた馬が勝利している。

 ダイワキャグニーは4歳を迎えて差す競馬をマスター。脚質に幅が出て完成度が増した印象だ。東京芝1800mでは[3-0-0-1]で、唯一敗戦したのが毎日王冠の0.2秒差4着。ベスト条件のここは、重賞初制覇の絶好機だろう。ここは相手探しの一戦になりそうだ。

 サトノアーサーはきさらぎ賞で2着、毎日杯で2着。乗り難しさが残るが、ワンターンの1800m戦が一番安定感がある。グリュイエールは2年ぶりの一戦だった府中Sを完勝。故障から立ち直って素質馬が復活した印象で、格上がりでも侮れない。以下、一昨年の3着馬で単騎先行ならしぶといマイネルミラノ、5歳でもキャリアが少なく底を見せていないサーブルオール、叩かれつつ上昇気配で広いコースに変わるのは歓迎のアデイインザライフ、屈腱炎から立ち直って充実著しいエアアンセム。

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