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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

8月5日 新潟11R レパードS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年で10回目を迎える真夏の3歳ダート重賞。第1回の勝ち馬トランセンド、第4回目の勝ち馬ホッコータルマエ、第5回目の勝ち馬インカンテーションと、後にGIで活躍するような大物がレースの歴史を彩ってきた。スター候補が登場するレースとして、夏競馬では例外的な存在であり、今年もまた楽しみなメンバーが集まった。

1.人気馬が強い

 昨年こそ断然人気のエピカリスが不利もあって3着に敗退して波乱になったが、それまでの8年間では1番人気が5勝して2番人気が3勝。3歳ダート路線のJRAにおける最終戦で、以降は古馬相手に戦わなくてはならないこともあり、有力馬はここを大目標にして万全の仕上げで臨む。当然のように、人気馬の信頼性は高くなる。

2.上がり馬は苦戦

 過去9年のこのレースの勝ち馬は、すでにオープンで連対経験があった馬か、古馬1000万条件で勝ち星があった馬だけ。2着馬も9頭中7頭までがこの条件をクリアーしている。500万条件を勝ってここに臨んだ馬は、ほとんどが苦しい戦いを強いられている。

3.JDD組強し

 前走でジャパンダートダービーを走っていた馬が過去9年で[5-2-2-13]で、勝率22.7%、連対率31.8%。昨年はJDD3着で2番人気のタガノディグオが大敗したが、JDD8着で11番人気のローズプリンスダムが勝利。2014年にはランウェイワルツがJDD5着からレパードS3着、2009年にはスーニがJDD6着からレパードS2着しているように、JDDで凡走した馬の巻き返しもしばしば。レース創設以来、JDD組が馬券に絡まなかった年は一度もない。

 グレートタイムは鳳雛Sで2着、ユニコーンSで2着、JDDで3着。あと一歩勝ち切れないが強敵相手につねに勝ち負けに加わっている。使われながら480kg台まで馬体重を増やしているように、ここに来ての充実ぶりは著しい。ダート馬らしからぬキレ味を持つ馬で、速い上がりが要求される新潟コースも合っているだろう。ルヴァンスレーヴ不在のここは不動の中心になる。

 グリムはユニコーンSで9着に敗れたが、直線で行き場をなくす場面があった。不器用さがあって後手に回ると脆い面があるが、スムーズな競馬ができれば見限れない。ドンフォルティスはJDDこそ6着に沈んだが、大井で外々を回らされる負けパターンの競馬だった。2戦2勝の1800mに戻って巻き返しが期待される。

 アドマイヤビクターはダートでは2戦2勝と底を見せていない。相手強化は課題だが大勢逆転の魅力を秘める。以下、古馬準オープン相手の前走も見せ場十分の好内容だったビッグスモーキー、距離が課題も決め手優秀なエングローサー、連勝と勢いに乗るアルクトス。

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