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12月2日 阪神11R チャレンジC(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 これからGI戦線に殴り込んでいこう、というチャレンジャーのためのGIII戦。以前、この時期の阪神では別定で鳴尾記念が行われていたが、5年前にハンデ戦芝1800mのチャレンジCになって、さらに今年から別定の芝2000mと、ここに来て条件が目まぐるしく変わっている。

 昨年までこの週に行われていた金鯱賞が今年から春に移動したことにともなって、中京2週目に設置されたハンデGIIIの中日新聞杯と施行時期が入れ替わる形。つまり、有馬記念まで中2週のグレード別定戦という意味で、昨年までの金鯱賞に近い役割も担うことになる。

1.器用さが問われる内回り戦

 阪神芝2000mでは、GIの大阪杯、GIIIの鳴尾記念、チャレンジC、マーメイドSと、古馬の芝2000m重賞が4つ揃うことになる。内回りの阪神芝2000mは器用さが要求されるコースで、さらに開幕週となれば逃げ・先行馬に有利なレースになりそうだ。

2.前走からの斤量変わりに注意

 翌週に同じ距離でGIIIの中日新聞杯が行われるが、あちらはハンデ戦でこちらは別定戦。間隔的に有馬記念への参戦も可能ということで、実績上位馬はこちらを使うことが多くなると予想される。前走から斤量が軽くなる実績上位の馬に要注意。

3.洋芝の開幕週でキレよりしぶとさ

 阪神の芝コースはこの開催の前に洋芝がオーバーシードされる。その効果もあって、12月開催は一年のうちでもっとも力を要する馬場状態になる。キレ味を武器にするタイプは割り引いて考える必要がある。

 マイネルミラノはハンデGIIIでは58kgを背負わされる馬で、中日新聞杯ではなくこちらへ矛先を向けてきた。58kgを背負った福島記念では早め先頭から粘り切れなかったが、前々走のオールカマーは56kgで格上相手に見せ場充分の4着。函館記念勝ちにオープン特別を2勝の実績は、今回のメンバーでは格上と考えられる。洋芝の開幕週で落ち着いた頭数と、今回は買い材料が多い。

 ジョルジュサンクは夏以降に3戦2勝でオープンに戻ってきた。前走は放馬で除外されてしまったが、阪神では3歳時のすみれS勝ちを含めて3戦2勝と相性がいい。サトノクロニクルは不器用さがあって勝ち味に遅いが、重賞でも大崩れしない力量を持つ。菊花賞は不良馬場を苦にして力を出し切っていないし、前走から斤量が2kg減るのもプラス材料。

 マキシマムドパリはエリザベス女王杯の4着馬で、当コースではマーメイドSを快勝した実績もあるが、来週の中日新聞杯に回る可能性があるようだ。以下、2歳時の状態に戻ってくれば軽くは扱えないブレスジャーニー、相性のいいルメール騎手とのコンビ復活で巻き返しを図るモンドインテロ、当コースでは若葉S勝ちの実績があるレッドソロモン。

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