丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

11月19日 京都11R マイルCS(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    13

    相手

    5

    7

    10

    11

    12

    18

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    13

    2着

    18

    相手

    5

    7

    10

    11

    12

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    13

    2着

    11

    相手

    5

    7

    10

    12

    18

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【これが完成形】日曜日は晴れ、良馬場の瞬発力決着になれば、グランシルクで馬券も勝負。本格化までに時間を要したものの、二走前の京成杯AHは、前半1000m通過57秒1というよどみのない平均ペースを踏み、上り3Fのレースラップは11秒5-11秒6-11秒4(34秒5)。タフで厳しい流れにも関わらず、4コーナーは余裕綽々。直線坂下から追い出すと、あっというまに前を行く馬たちをごぼう抜き。自身の上りは33秒4を計時、中山の急坂を残り2F推定11秒を切る猛ラップで突き抜け、完成形を描けた。京成杯後は、本番のマイルCSまでに、どこかでひとつレースを使わなくてはいけない。スワンSだと、関西圏への輸送は二回になる。

 ならばと富士Sを前哨戦に選んだが、自己最高体重となる510キロが示す通り若干重め。しかも瞬発力をそがれる不良馬場…。ダメージのないよう、そっと回ってくるしかなかったが、目いっぱいに追っていないぶん、オツリは残せた。本番はあくまで今回。土曜日の予報は雨、先週の京都は内有利という馬場も微妙だが、日曜日に田辺は芝レースで3鞍騎乗。ひとつ前の10Rで外回りも体験できる。幸いにも枠順は、人気のエアスピネル、イスラボニータがすぐ隣り。コース取りや追い出しのタイミングもはかりやすくなった。田辺というジョッキーは、一発必中の単勝勝負型でもある。前回の惨敗で人気も急落、逆に配当的に絶好の狙い目でしょう。

 相手本線も富士S経由のペルシアンナイト。皐月賞は1000m通過が59秒0というタフなミドルラップと、イン強襲がハマったことも確か。しかし2000m・1分57秒8というタイレコードは、絶対能力とスピードの証。その皐月2着の起点はマイルのアーリントンCがベースであり、1分34秒1という走破タイムは過去10年で第2位だった。前哨戦の富士Sは、休み明けでマイナス体重ぶんだけ筋力が不足。不良馬場に脚をからめとられ5着と詰め切れなかったが、木曜日発表の体重は14キロ増の490キロに膨らんだ。古馬との力関係もほぼ把握できた。M・デムーロも数あるお手馬の中から本馬をチョイスしている。

 単穴はエアスピネル。3歳時はクラシック三冠に参戦。二走前2000mの札幌記念も試してみたが、5着敗退で距離をシフトチェンジ。マイル路線に絞り込んだこの秋は、心身ともに覚悟が違う。前走の富士Sは得意の道悪に恵まれたことも確かだが、直線半ばで勝負あった。京都マイルは[2100]、やや緩めの今の京都の馬場を、もっとも利用しやすいのは自在型の同馬。ムーアを配し悲願のGI奪取にリーチ。

 イスラボニータは、ひも解けば2014年の皐月賞馬。富士Sは久々、斤量は58キロ。底力で2着に追いあげてきたが、競走馬時代晩年6歳秋は一戦必勝、是が非でももう一つGIタイトルが欲しい。歳は重ねたが、今年はずっと、絶好調時の伸びやかさを維持している。

 サトノアラジンは、今春安田記念優勝。毎日王冠も2着、6歳となり充実著しい。ただ、よほど雨が嫌いなのだろう。天皇賞は、雨粒が当たっただけで泣いていたし、重馬場ではフットワークが縮こまり、走ろうとしなかった。しかし、良馬場なら大外一気の大逆転がある。1Fが微妙に長いが、レッドファルクスも脚元充実、今は馬体を思うように造れる。

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