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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月6日 京都11R 京都新聞杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ダービーへの優先出走権は与えられませんが、サトノラーゼン、キズナ、トーセンホマレボシと、ダービーでの好走馬がこのレースから最近5年間で3頭輩出されています。関西馬にとっては、青葉賞よりもこのレースのほうが重く扱われている節もあり、ダービーの帰趨を占う観点からも見逃せない一戦です。

1.オープン・重賞負け組より前走1着馬

 このレースでは勢いがなによりも重要で、前走1着だった馬が最近6連勝中。そのうち4頭は500万条件を勝っての臨戦でした。重賞で敗れながらも上位を賑わせた馬たちは名前が売れていることもあって人気を集めがちですが、このレースでは分の悪い戦いを強いられています。

2.マイラーでは勝てない

 マイル志向の強い馬でも能力が高ければ、1800、2000までは我慢が利きますが、2200となるとそうはいきません。過去6年の勝ち馬のうち、スマートオーディンを除く5頭にはいずれも、それ以前に芝2000m以上の距離で好走実績(勝ちか重賞3着以内)がありました。

3.差し一手では難しい

 直線が長い外回りコースで行われますが、過去10年間で上がり3F最速タイムをマークして勝ち切ったのは2013年のキズナと昨年のスマートオーディンだけ。この時期の京都はなかなか前が止まらないので、ある程度早めに動いていける自在性が必要になります。

 プラチナムバレットは5月生まれで成長が遅れていましたが、季節が暖かくなるにつれてぐんぐん充実してきました。毎日杯はアルアイン、サトノアーサーという好メンバーに混ざっての4着で、重賞の常連トラストには先着していますし、前走のはなみずき賞では若葉Sで僅差の2着したエクレアスパークルを競り負かしての勝利。重賞クラスと互角に渡り合った実績は、今回のメンバーでは最上位に評価できます。浜中騎手が絶賛するレース運びの上手さも、この重賞の傾向にぴったり。

 インヴィクタがこれまで大崩れしたのは出遅れた上にスローにはまった札幌2歳Sだけ。ジリ脚ゆえに勝ち味の遅さはあるものの、ゆったり流れる距離では安定感があります。サトノクロニクルは一昨年の当レースの覇者サトノラーゼンの半弟。前走は前残りの展開で脚を余しましたが、ゴール前は強烈な追い込みが目を引きました。輸送帰りで馬体が回復していれば。

 ミッキースワローの前走はローカルのひめさゆり賞とはいえ、上がり3F33秒台の末脚を披露して完勝といえる内容でした。父は5年前の当レースの勝ち馬トーセンホマレボシです。福寿草特別の勝ち馬サトノリュウガは、1月以来の休み明けが課題に。以下、小柄ながら瞬発力は一級品のゴールドハット、NHKマイルCが本線もこちらに回ってくれば侮れないガンサリュート。

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