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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月11日 中京11R 金鯱賞(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 宝塚記念への重要ステップレースとして長く親しまれていましたが、2012年に冬の中京開幕週に移動して、有馬記念のステップレースに。さらに今年からは春の中京で大阪杯のステップレースへと、施行時期が目まぐるしく変わってきました。

 しかし、どの時期に行われても、本番での好走馬を送り出す重要レースであることに変わりはありません。大阪杯と同じ距離で行われるステップ重賞はこのレースだけですから、その意味でも大きな注目が集まる一戦です。

1.ペースが上がりにくい

 スタート直後に上り坂があって、すぐに1コーナーに飛び込んでいくコースレイアウト。よっぽどのことがないかぎりペースが上がりにくい設定になっており、瞬発力が要求される傾向が強いコースです。

2.内枠が有利

 過去10年、3月に中京芝2000mで行われた重賞でみると脚を温存できる内寄りの枠順が有利な傾向がはっきりと出ています。外枠は外々を回らされることになるので、思い切った戦法をとらないかぎり好走は難しくなっています。

3.パワーが要求される

 このレースで強い種牡馬はキングカメハメハ、グラスワンダー。ディープインパクト産駒は過去金鯱賞に12頭出走しているが勝ち馬は2014年のラストインパクト1頭と勝率では8.3%と低い数値。キレ味よりもパワーが要求される傾向が強いようです。

 ヤマカツエースは昨冬の当レースの勝者。不利な大外枠から自力で動いて勝ち切ったもので、GIIレベルでは実力的に一枚抜けていることを示しました。有馬記念の4着も好内容で、適距離のGI大阪杯に向けて好スタートを切りたいところでしょう。

 ルージュバックはジャパンC以来の久々ですが、鉄砲は苦にしない気性ですし、瞬発力勝負はお手の物。中京は初めてですが、左回りの長い直線は得意条件です。プロディガルサンは東京新聞杯で2着。もともと2000m前後をおもに使われていた馬なので、距離延長は望むところでしょう。4歳馬の上昇度が魅力。

 ステファノスは秋の天皇賞で2着と3着があるように、実績面で上位の存在。ただ、叩き良化の傾向があるので一枚評価を下げます。以下、昨冬の金鯱賞で2着があり侮れないパドルウィール、昨年のこの時期に行われた中日新聞杯の勝ち馬サトノノブレス、スランプ続きも地力秘めるタッチングスピーチ。

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