最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 牝馬重賞は1600-1800mの距離に集中しているので、2000m戦は主流からやや外れる距離です。そのせいもあるのか、中京が改装になってからの4回のうち3回は馬連万馬券の決着になっています。ふだん活躍の機会が少ないために人気薄で埋もれているスタミナ型牝馬を発掘することが、穴馬券的中のためのカギになります。 1.GI帰り対昇級馬 過去10回のうち、前走でGIを使われていた馬が6勝している一方で、条件戦からの昇級馬が3勝。勝ち馬のほとんどがこの二つのカテゴリーから出ています。格上馬か勢いのある馬か、ハンデGIIIらしい両極端な傾向が出ています。 2.ハンデを背負っている馬が強い 過去10回のこのレースで、トップハンデを背負った馬が6勝しています。2着が3頭、3着も3頭おり、トップハンデ馬が一頭も馬券に絡まなかったことは2回しかありません。ここまでハンデ頭が強い重賞も珍しく、黙って重いハンデの馬から買うのが吉でしょう。 3.距離延長は苦戦 前走で2000m未満の距離を使われていた馬は、過去10回で勝率3.4%、連対率12.1%と不振です。牝馬限定戦は1600-1800mで行われることが多いので、距離延長で人気になる馬も多いのですが、芳しい結果は出ていません。 シャルールが昨年連を外したのはGIとGIIだけで、牝馬限定GIIIでは2戦とも2着。いずれも敗れて強しという内容でしたから、このメンバーでは格上とすら考えられます。芝2000mでは忘れな草賞3着を含めて[1-1-1-0]。気難しさはあるもののスタミナ勝負には自信を持っており、トップハンデの55kgもレース傾向からは追い風に。 マキシマムドパリは4歳で挑んだ昨年の当レースで4着。詰めが甘くなかなか勝ち切れない馬ですが、地力は上位で大崩れはなさそう。クインズミラーグロは前走でそのマキシマムドパリを抑えて準オープン勝ち。3歳時には紫苑S勝ちの実績がある馬で、軌道に乗ったいまなら重賞でも。 ヒルノマテーラは展開に左右される面はあるものの末脚は確実。トップハンデも買い材料で、上がりが掛かるようなら上位争いは必至でしょう。クリノラホールは3連勝中の勢いが魅力ですが、スピード色が強い馬で1Fの延長がどうか。 プリメラアスールはエリザベス女王杯でも5着したように力をつけていますが、逃げ馬だけに小回りが得意で、中京の長い直線が課題。リーサルウェポンはツボにはまったときの爆発力は昨年の当レース2着が示すとおり。近走は凡走続きですが警戒が必要です。
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