丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

12月28日 中山11R ホープフルS(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    11

    相手

    7

    8

    9

    10

    15

    17

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    11

    2着

    7

    相手

    8

    9

    10

    15

    17

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    11

    2着

    10

    相手

    7

    8

    9

    15

    17

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【藤沢厩舎のホープ君】決め手ならフラットレー。前回のアイビーSは不良馬場、ルメールをもってしても上手くコントロールが効かなかったが、良馬場なら激変があっていい。紐解けばデビュー戦は洋芝の札幌、前日の雨の影響が残る緩い稍重。1分52秒3という全体時計は確かに平凡。数値で能力を示し辛い芝ではあったが、上がり3Fのレースラップは12秒4-12秒3-11秒9(3Fは36秒6)、自身は上がり35秒9で加速。洋芝の11秒台は東京なら10秒台に匹敵する。3-4コーナーで促すと、あっという間に先行勢を射程圏に捉え、突き抜けた直線の脚は迫力満点だった。半姉バウンスシャッセ(重賞3勝)など、多くの活躍馬を兄姉たちにもつが、皮膚の薄さとしなやかな走法は兄弟の中でも最上位。調教の負荷も前回より一段アップしている。

 対抗のタイムフライヤーは、2歳世代の牡馬クラシックの指針となる一頭。デビュー戦の新潟・芝1800mは、2着に惜敗したものの上りは32秒6、勝ち馬ロックディスタウンは、のちに札幌2歳S優勝馬となった。続く阪神・芝1800mの未勝利戦は、1000m通過は1分4秒2の緩ペース。走破タイムは地味ながら、坂コースの阪神で、推定11秒3-10秒8-11秒2(33秒3)で完勝。坂コースの阪神で、目に見える形で10秒台の数字を刻んでいる。萩Sの馬場は通常より2秒近く時計のかかる重馬場、前半1000m通過・1分0秒1というかなり厳しいペースで展開したが、レースの上りを1秒1上回るパワーで外をスイスイ。前回の京都2歳Sもグレイルの決め手にアタマ差後れを取ったものの、直線早めに先頭に立ちラストすべてで11秒台をマーク(上りは34秒2)、後続とは2馬身半という決定的な差をつけていた。マツクニ流のハードトレーニングによく耐え、心身ともにすこぶる健康。輸送による摩耗、初コースの中山の坂にひるむシーンも考えにくい。

 単穴はルーカス。新馬戦はチークピーシーズを装着してきたように、まだ馬が若い。ただ首差しや背中のシルエット、四肢のバランス等々、パーツのあちこちに全兄モーリスの面影が見て取れる。新馬の1分50秒6という走破タイムは、日時は異なるものの札幌2歳Sより0秒8速く、11秒9-11秒4-11秒7(3Fは35秒0)というレースの上りに対し、自身は34秒4。洋芝では極めて精度の高い内容だった。兄は晩成型、左回りはギアチェンジに苦労したが、ひやひやしながらも東スポ杯は1分47秒1で2着連対。ムーアが実直に丁寧にクラシックの走りを覚えさせ、M・デムーロにバトンタッチ。

 惑星はナスノシンフォニー。新馬戦の34秒3という加速ラップも見どころがあったが、百日草特別は11秒4-11秒1-11秒6(3Fは34秒1)というレースの上りに対し、自身のソレは10秒台のラップを含む33秒6。ちなみに昨年の百日草特別の勝ち馬アドマイヤミヤビ(のちにオークス3着)の走破タイムは2分3秒4、上りは33秒5。2分1秒0というタイムの質の高さがうかがい知れる。

 サンリヴァルは父譲りのパワーで、新馬戦の新潟は上り33秒4を計時、芙蓉Sは11秒7-11秒1-11秒5で中山の急坂をパンチアウト。中身の濃い上りで2連勝できている。ビリーヴの息子ジャンダルムの二戦は、ともに2Fだけの極端な上り勝負。少なくともスプリンターではないが、個人的にはマイルがベストのように思う。ただ、来年春までは、能力だけで9-10Fもある程度は勝負可能。2000mのホープフルSに遠征する意欲は買いたい。東スポ杯3着のシャルルマーニュも、使いながら体が増えている。

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