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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月8日 中山11R ニュージーランドT(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 NHKマイルCへのステップレースという位置づけですが、桜花賞と同一週開催なので牝馬の強豪は不在になりますし、牡馬のマイラーも強ければ強いほど皐月賞に向かうのが自然。構造的に、賞金の高いGII戦でありながら、それにふさわしいメンバーは集まりにくいレースです。

 しかしながら、2012年のカレンブラックヒル、一昨年のヤマカツエースのように、「遅れてきた大物」が出てくることもたまにあります。当時のヤマカツエースは7番人気。昨年も2、3着がそれぞれ14、12番人気ですから、下位人気まで目を切ることができない、なかなかに面倒くさいレースです。

1.前走重賞組強し

 前走で重賞を使われていた馬が過去10年(阪神開催の2011年を含む)で8勝、直近では4連勝中です。この時期の3歳500万下はレベルが下がっているので、勝ちっぷりが良かったとしても昇級組はあてになりません。

2.距離短縮が好成績

 前走で芝1800mを使われていた馬が、同様の過去10年で4勝して勝率12.5%の好成績を収めています。共同通信杯やスプリングSなどの1800戦はクラシックを狙う馬が出走してレベルが高くなるので、そこからの臨戦馬は侮ることができません。

3.小回り中山の肉弾戦で大型馬が優位

 上下差の少ないメンバー構成で、しかもほとんど毎年フルゲート。どうしたって4角辺りからは馬込みがごちゃごちゃすることは避けられません。馬格に恵まれた馬がはっきりと優位なレース。過去10年のうち中山開催だった9年に絞ると、馬体重480kg以上が7勝。勝率を示すならば、馬体重480kg未満は2.2%で、480kg以上が13%。ちなみに人気は両者でほとんど差がありません。


 馬体重500kgオーバー、重賞帰り、距離短縮ということで、ここはタイセイスターリーを中心に採ります。まだ荒削りな部分は残りますが、さすがはリーディング厩舎で、一戦ごとに競馬の質が上がって来ています。まだ万全とはいかないものの、器の大きさで押し切れる相手関係だし、コース設定でもある、という判断。

 クライムメジャーは昨秋一回壁に当たった観がありましたが、前走は12kg増の馬体重で出てきて2勝目を挙げました。ここでひとつ馬が変わってきた印象があります。形は昇級になりますが、重賞で1番人気になったほどの素材ですから、軌道に乗ったのならば重い扱いが妥当でしょう。

 ディバインコード、ナイトバナレットのジュニアC上位馬は、前述の2頭よりはスケールで劣る印象。ただし、例年の勝ち馬のレベルにはありますし、コース経験の豊富さは頼りになるポイント。

 ボンセルヴィーソは控える形で結果を出したファルコンSで成長を示しました。ジョーストリクトリは立ち回りが上手な馬で、シュタルケ騎手はぴったりでしょう。タイムトリップは本質的には短距離馬でしょうが、レースが上手で大崩れがなく、混戦向き。

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