最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 関東圏では数少ない3歳牝馬重賞。かつては1200mとして2歳暮れに行われており、3歳正月のマイル戦になってからは今年が9回目です。1200mよりはクラシックに直結しやすい距離のはずですが、阪神JFが終わった直後の一戦ということで、トップクラスの参戦は稀。ほぼ500万下と大差ないメンバー構成になることが通例でした。 しかしながら、今年に関してはなかなかの好素材が出走予定馬に名を連ねている印象です。このメンバーの中から、レベルの高い阪神JF上位馬に迫っていく馬は現れるのか? 要注目の一戦になりそうです。 1.牝馬にとって中山マイルはタフ 前走で1400m以下の距離を使われていた馬は過去8回で[0-1-2-34]と大苦戦しています。他場に比べて時計がかかる中山マイルは、牝馬にとってスタミナの要求度の高い条件であり、短距離戦からの距離延長は難しいステップです。 2.関西馬は苦戦傾向 関西馬の勝利は、マイルになった初年度のジェルミナルだけ。以降は、1番人気を裏切った馬が3頭いるなど勝ち切れていません。関西馬は遠征のハンデに加えて、中山が初コースになることがほとんど。よほどの素質の持ち主でないとなかなか勝ち負けになりません。 3.上がり勝負濃厚で先行スピード必須 ここ5年間はすべて、前半より後半3Fの方がタイムが速い上がりの競馬になっています。差しにかまえる馬は脚を余す危険性が少なくありません。過去5年間で逃げ馬が3勝しているように、楽に先行できるスピードがある馬が有利。 アエロリットはサフラン賞では2着に敗れましたが、不利な外枠から先行して、しかも途中で掛かった馬に絡まれる厳しい展開でした。最後差されたとは言え、抜け出してソラを使った印象もあり、敗れて強しという内容でした。近親にミッキーアイルがいる天才肌のスピード馬で、ここでも素質的に上位と見ます。 シンボリバーグは赤松賞2着馬ですが、500kgを超える雄大な馬格の持ち主で、パワーを要する中山競馬場でパフォーマンスを上げる可能性は低くありません。ブラックオニキスは札幌2歳Sで2着。ファンタジーS、阪神JFと、遠征して牝馬の一線級と戦った経験がここで活きるはず。 アピールバイオは、アルテミスS4着があるようにマイルなら重賞でも見劣りしません。キャスパリーグは1400m戦ばかり使われていて、距離延長が課題。以下、赤松賞の勝ち馬コーラルプリンセス、夏の新潟以来の久々も新馬戦が圧勝で素質は高いニシノアモーレ。
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