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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

11月5日 東京11R アルゼンチン共和国杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 芝2500mという特殊距離でのハンデGII。芝2400mとは100mの差だが、スタンド前直線の上り坂を二度通過することになるので、スタミナ要求度はグッと高くなる。ジャパンカップへのひと叩きとして利用されることもあるが、どちらかというとステイヤーズSやダイヤモンドSへと続く長距離路線の出発点としての位置づけがメインとなる。

1.背負っている馬から買え

 過去10年で57.5kg以上の斤量を背負った馬の連対率は20.8%。55.5-57kgが18.0%で、53.5-55kgが9.4%、53kg以下が2.2%だから、斤量と連対率は綺麗に正比例する。スタミナ勝負になるという観点からも、軽量の利点が生きにくいレース質になっており、軽ハンデで実績が劣る馬を狙うのは、このレースにおいては得策ではない。

2.3000mクラスの実績を重視

 昨年のこのレースの勝ち馬シュヴァルグランはその年の春の天皇賞3着馬で、2着のアルバートは前年のステイヤーズS勝ち馬。一昨年の勝ち馬ゴールドアクターは前年の菊花賞3着馬だったし、2着のメイショウカドマツにもダイヤモンドSで3着の実績があった。2014年もその年のダイヤモンドS勝ち馬のフェイムゲームが勝利している。

3.休み明けにはハードルが高い

 過去10年、3か月以上の休み明けでこのレースを制したのは、昨年のシュヴァルグランただ一頭。2着したのも昨年のアルバートだけで、両馬は持ち前のスタミナで休み明けの不利を跳ね返した形だ。順調に使われていることが大きなアドバンテージになる。

 ダービー2着のスワーヴリチャード、無敗の3連勝で挑むセダブリランテス。2頭のフレッシュな3歳馬の挑戦が話題を集めているが、馬券的には6歳馬のアルバートが不動の中心になる。オーストラリア遠征を取り止めて、名を捨て実を獲りに来る形での出走。重いハンデでも割り引く必要が無いのは前述の通りで、2着に敗れた昨年と違って、今年はオールカマーをひと叩きしているから、息持ち面での不安も少ない。若い挑戦者にとっては高いハードルになるものと思う。

 デニムアンドルビーはオールカマーでは8着に敗れたが、勝ち馬との着差はわずか0.5秒だった。阪神大賞典2着があるのだから距離延長は歓迎だろう。田辺裕信騎手への手替わりで魅力たっぷり。スワーヴリチャードはダービー2着以来の実戦で、JC挑戦も視野に入れての出走になる。ただし、古馬との力関係は未知数だし、キレ味を武器にする面から見ても距離延長がプラスとは言い切れない。

 プレストウィックはステイヤーズSで4着、ダイヤモンドSで5着。重賞でもあと一歩のところまで力を来ており、丹頂Sを勝って勢いをつけてここに臨む。以下、距離・コースなど初物尽くしも底を見せない点は魅力のセダブリランテス、休養が長引いたが豊富な長距離実績から軽視できないカレンミロティック、相手なりに走るので重賞に入っても侮れないソールインパクト。

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