丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

10月29日 東京11R 天皇賞(秋)(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    9

    相手

    2

    4

    7

    12

    13

    14

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    9

    2着

    7

    相手

    2

    4

    12

    13

    14

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    9

    2着

    4

    相手

    2

    7

    12

    13

    14

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【歴史に名を連ねる】3歳牝馬ソウルスターリングが反転攻勢、天皇賞史に、新たな名を刻む。ステップレースの毎日王冠は、前半1000m通過が、1分ちょうどという500万レベルの超スロー。先手を奪ったソウルの、楽々逃げ切り勝ちが見える緩ぺースだった。しかし、上り3F・11秒1-10秒7-11秒7に対処できず8着と失速…。その敗因は何か。実はソウルは、上り3F・33秒台を東京でも出したことはあるが、1F・10秒台の高速ラップは出したことがなく、瞬発力勝負に泣いたという見方もある。休み明けの影響か。キョロキョロと落ち着きがなく、しかも単勝2.0倍の1番人気。ルメールだからこそ、なんとか姿勢は崩れないように見せていたが、道中は折り合いに汲々。時計というよりも、鞍上も馬も自分自身に負けてしまった。

 しかし、スピードと能力の根幹となるマイル戦は、チューリップ賞の1分33秒2で証明済み。毎日王冠の原稿の繰り返しになるが、オークスの2分24秒1は、あのジェンティルドンナの2分23秒6に次ぐ歴代2位。そのジェンティルの時計やブエナビスタ、ウオッカに続く牝馬による天皇賞(秋)制覇の記録的根拠は整っており、調教の負荷を一気に上げ気合い乗りも脚の回転力も一変。闘志と覇気が前面に出てきた。毎日王冠とは馬が違う。なによりも今回は、チャレンジャーとして挑める。最後に祈るのは馬場…。

 倒すべき相手は王の中の王キタサンブラック。4歳秋はJC優勝、有馬記念2着。明け5歳の今春は大阪杯を完勝、天皇賞(春)をレコ勝ち、強さに練りと磨きをかけた。しかしさすがのキタサンも蓄積疲労には勝てず。宝塚記念は9着に失速したが、3歳秋以降、古馬となって幾度かの休養明けを、ハードに攻め上げることで乗り切ってきた。この中間も鬼気迫る猛調教を課し、復活の手ごたえをつかんでいる。ただ、コーナー4つの内回りの大阪杯や、スタミナ勝負のJCは総合力で封じ込めたが、東京2000mの速い上り―10秒台の高速ラップ勝負に、本命のソウル同様、まだ未知数な部分を残している。紐解けば、血統配合やキャリアはまったく違うが、記録を精査すると、実はソウルと使える脚の長さやラップ形態の似た同タイプ。その対抗馬が、すぐそばの7番枠を前後して進み、東京2000mのレースを作ってくれる。最後のしのぎあい、キタサンの一歩先に出さえすれば、10FのGI・ソウルの天皇賞制覇が自然と近づいてくる。

 その背後から迫るのはリアルスティール。当日のパドックを見てもなお怪しい、気性・体造りに悩んできた馬だが、ようやく毎日王冠で完成形を見た。毎日王冠は道中のリズムも、左回りは直線のフォームも、そして上り32秒8という数字も満点。重馬場の坂路でビッシリ追ったあとの、木曜日発表の体重は522キロに増量(プラス16キロ)。ならば東京への二度の輸送でも揺るがないか。

 1800mと2000mとでは微妙に問われるものが異なるが、毎日王冠で最速の上りをマークしたグレーターロンドンは、前走はステップ。順調に使える今こそが乾坤一擲の競馬人生の勝負。ごく近親に、先週の不良馬場の菊花賞を完勝したキセキがいる。血統は距離も重馬場も大丈夫だといっている。

 安田記念馬サトノアラジンは、9Fの毎日王冠も58キロを背負い最速の上りで2着に猛追。決め手が生かせる馬場なら距離もクリア可能だ。台風接近、渋り馬場になれば、俄然頭角を現すのがサトノクラウン。悪化すればするほど首位が見えてくる。オールカマー2着のステファノスも連下圏内。

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