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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

10月28日 東京11R アルテミスS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神JFへの関東エリアのステップ重賞として創設されて今年で6年目。短い歴史ながら、過去の連対馬からアユサン、レッツゴードンキ、メジャーエンブレムと、のちのGIホースを多数輩出している。昨年も勝ち馬のリスグラシューが阪神JFで2着。本番とのつながりという意味では、翌週のファンタジーSを凌駕していて、いまや最重要ステップレースになりつつある。

1.中距離タイプの種牡馬に注目

 一昨年12番人気で大穴を開けたデンコウアンジュはメイショウサムソン産駒で、2014年9番人気で快勝したココロノアイはステイゴールド産駒。この時期の2歳牝馬にとって、東京マイルはタフな条件なので、マイルよりは長めの距離に適性がシフトしている種牡馬の産駒が好走しやすくなっているようだ。

2.差し・追い込み馬優勢

 過去5年で差し・追い込み馬が4勝。マクリで早め先頭から押し切った2014年の勝ち馬ココロノアイも含めて、過去の勝ち馬はすべて、それまでに差す競馬で結果を出していた。逃げたメジャーエンブレムが2着に敗れた一昨年が示すとおり、逃げ・先行馬には厳しいレース。

3.キャリアの多さが活きる

 新馬戦を勝って1戦1勝で臨戦した馬は過去5年間で[0-1-1-19]と勝ち切れていない。多頭数になることもあって新馬戦とはレースの厳しさが一変するケースが多く、キャリアの多さは軽視できない。とくに目立つのが、前走で未勝利戦を勝った組で、[3-1-1-9]という好成績。

 スカーレットカラーは新馬戦がアマルフィコースト(中京2歳S勝ち)の2着で、続く2戦目でシャルルマーニュ(アイビーS2着)を負かして勝ち上がった。骨っぽいメンバーを相手に積み重ねたキャリアは重賞メンバーに入っても上位に評価できる。ヴィクトワールピサ産駒で距離はもっと延びたほうが良さそうなタイプだが、アルテミスSのレース質にはぴったりではないかと思う。

 ラテュロスは新馬戦で2着に敗れて2戦目での勝ち上がりだが、新馬戦も直線で前をカットされる不利を受けての敗戦だった。小柄ながらディープインパクト産駒らしいキレ味が武器。ラッキーライラックは中距離での活躍が目立つオルフェーヴル産駒としては初めての1600m戦での勝ち上がり。前走で480kgと牝馬離れした馬格の持ち主で、坂のある東京コース替わりもプラスに働きそう。

 トーセンブレスは中山の短い直線で追い込みを決めた初戦が圧巻だった。荒削りな面は残るが才能で上という可能性も。以下では、追って味があり長い直線が向きそうなミンマンマミーア、強敵相手の野路菊S3着は評価できるシンデレラメイク、札幌2歳S4着でしぶとい差し脚が魅力のシスターフラッグ。

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