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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月11日 東京11R エプソムC(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 東京でのGI連続開催の直後に出てくるデザートのようなレース。マイル路線で頂点を争うようなトップクラスは安田記念に回るため、半ばローカルの延長線のようなメンバー構成になりがちでしたが、近年はやや様変わりしています。

 秋以降に向けてきっちり賞金を加算しておくために、まだ底を見せていない実力馬が回ってくるようになりました。最近の連対馬からは、ダークシャドウ、ダノンシャーク、ジャスタウェイ、エイシンヒカリ、サトノアラジン、ルージュバックと、GIで主役を演じるような馬が出ています。マイルから中距離の頂点を目指す馬の登竜門的なレースとして、重要性が増しています。

1.4歳馬の勢いを重視

 最近7年間で4歳馬が6勝。そのうちワンツーを決めたことも4回あります。なかなかGIIIレベルを突破できないベテランよりは、勢いのある4歳馬を主力にとるのがセオリーです。

2.連勝は大荒れしない

 なんとしても賞金を加算したい馬とそうでもない馬と、上下差のある組み合わせになることが多いため、連勝レベルでは堅い決着になることが通例です。過去5年の連対馬10頭はすべて4番人気以内。ただ、3着には穴馬が来ることがしばしばなので、三連系の馬券ならば穴狙いの余地があります。

3.良馬場なら高速決着

 梅雨時期のレースながら、不思議と雨に祟られることは少なく、スピード決着になることがほとんど。近年では1分46秒そこそこの走破時計が求められるようになっています。かつては新潟大賞典から回ってくる馬が主力を形成していましたが、レースのスピード化に伴って重要性が低下。最近5年間は、前走で芝1600から1800mを使っていた馬が勝利しています。

 ここはアストラエンブレム。前走のメイSは人気を裏切っての2着ですが、勝ち馬より2.5kg重い斤量を背負っていましたし、それまで乗り難しさのあった馬が早めの競馬ができた点で、少なからぬ価値がありました。間隔を詰めて使えること自体が体質強化の証で、人気でも逆らえません。

 タイセイサミットはそのメイSの勝ち馬。3歳時に弥生賞4着、毎日杯3着がある実力馬で、重賞でも力量差は感じられません。戸崎圭太騎手を確保できたのは好材料で、あとは2kgの斤量増がどう出るか。フルーキーは昨年の当レースの2着馬。以来スランプに陥っていましたが、前走新潟大賞典では最後までしっかり脚を使って4着と、復調気配が見られました。GIIIなら上位安定という馬。

 マイネルハニーはワンターンの1800mがベスト条件。秋冬の一連の重賞実績はここでも上位に評価できるもので、適条件のここは前走の大敗を度外視して狙えます。以下、詰めが甘いもののこの距離なら崩れないクラリティスカイ、終いの脚は確実なヒストリカル、毎年暑くなるこの時期に調子を上げるベルーフ。

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