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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月18日 東京11R ダイヤモンドS(G3)

netkeibaデスクの見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 冬から春にかけての長距離重賞戦線は、ステイヤーズS、ダイヤモンドS、阪神大賞典、天皇賞(春)という流れ。ダイヤモンドSはその中で唯一のGIII戦で、なおかつハンデ戦ということで特殊な位置にあります。

 特殊距離のハンデ戦ながら、1番人気は過去10年で6勝していて、最近5年に限れば3勝。15番人気のケイアイドウソジンが逃げ切った2012年も、2、3着には1・2番人気が入っていますから、近年は人気馬の信頼感が高くなっています。

1.背負っている馬が強い

 57.5kg以上のハンデを背負った馬が、過去10年で勝率20%・連対率40%。昨年も58.5kgを背負ったフェイムゲームが2着を確保しています。東京の長丁場では「いかに我慢が利くか」を競うようなレースになるので、ハンデを背負って動きが鈍くなることは、大きなマイナスにはならないようです。

2.勝つのは若い馬

 このカテゴリーはベテランがいつまでも居座り続けて、出走表の多数を占めがちですが、連対率で見ると4歳馬が4勝して2着4回で29.6%(過去10年)と、他世代を圧倒しています。3400m走って最後は体力の残量を問うようなレースになりますから、若さは軽視できないファクターです。

3.この条件はハーツクライ

 この条件=このレースですから、サンプルは多くありませんが、そもそも東京の長距離戦こそがハーツクライ産駒にぴったりの条件なのです。産駒が初出走した2012年から昨年まで、5年連続して出走馬を送り込み、すべての年で連対を果たしています。まあ、そのうち3回はフェイムゲーム一頭なのですが、他にもアドマイヤラクティ、ギュスターヴクライも連対していて、信頼感は抜群です。

 ここはカフジプリンス。勝負所でズブさが出るのが難点ですが、そこがいかにもハーツクライ産駒らしい、とも言えます。そういう馬ですから、京都はまったく合っていません(これまで4戦すべて着外)。日経新春杯の5着は、むしろ苦手コースでよく頑張ったと評価できます。輸送は苦にしないタイプで、東京・中山では2戦2勝。強い4歳世代の一角で、神戸新聞杯でエアスピネルに先着した才能をここで再評価すべきでしょう。

 アルバートは、一昨年、昨年とステイヤーズSを連覇。有馬記念でも崩れていないのですから、現役最強ステイヤーと呼ぶにふさわしい存在です。ムーア騎手の騎乗も頼もしい材料。ただし、スローに流れた昨年のステイヤーズSが辛勝だったように、決め手の鋭さを問われた場合には不安が残ります。

 フェイムゲームはこのレースには4年連続出走。重い斤量は背負わされますがいつものことですし、それよりもキャリアの豊富さをプラス材料に考えます。プロレタリアトは、牝馬ですが長丁場は得意ですし、なによりこのレースに向くハーツクライ産駒というだけで、黙って買い目に加える価値があります。

 ジャングルクルーズは、現在、長距離戦仕様に馬を教育中。前走に続き四位騎手を呼び寄せているところからも、陣営の本腰の入れようがわかります。ジャパンカップ4着の実績がある東京コース替わりはプラス材料。ラブラドライトは、先行できなかった前走万葉Sでも2着。ゆったり流れる長距離戦は合っています。ダイヤモンドSでは3年前に4着の実績があり、レースぶりに幅が出た今なら馬券圏内突入も。ファタモルガーナはこの戦線の常連で、ダイヤモンドSでも過去に2着と3着があるように、堅実な末脚の持ち主です。

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