最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 「直線が長いコースのマイル戦」ということでは、桜花賞と同じ。桜花賞が阪神外回りコースで行われるようになってから、クイーンCの重要性が格段にアップしました。最近ではホエールキャプチャ、ヴィルシーナ、ミッキークイーン、メジャーエンブレムという、のちのG1ホースがここから巣立って行きました。 牝馬は牡馬よりもレース後の回復に時間がかかる場合が多いので、ここから桜花賞に直行する馬も多く、関東馬にとっては最重要ステップになります。また、一昨年のミッキークイーンのように、レース間隔を重視して地元戦ではなくこのレースを選ぶ関西馬も増えており、レースレベルは年々確実に高くなっています。 1.阪神JF組強し 牝馬にとっては阪神JFに出走すること自体が、世代上位の能力と体力の証のようなもの。その序列は、春クラシックまでの短期間ではなかなか覆りません。過去10年、前走で阪神JFに出走していた馬は[3-4-3-13]で勝率13%・連対率30.4%。さらに、そこで3着以内だった馬にかぎると[3-1-0-0]で、パーフェクト連対になります。 2.構えすぎると届かない 同コースで行われる2歳秋のアルテミスSでは差し馬が優位なのですが、3ヶ月経過したことでメンバーレベルも高くなるため、このレースでは前が簡単には止まりません。過去10年で4コーナーの通過順位が4番手以内だった馬が7勝を挙げている一方で、メンバー中最速の上がりをマークした馬で1着になったのはわずか1頭だけ。良い末脚を持っていることと、ここで勝てることはイコールではありません。 3.新馬・未勝利からの臨戦は不振 前走が新馬・未勝利戦だった馬は過去10年で[0-2-2-31]。芳しい成績を収めていません。たとえばフェアリーSが500万条件と大差ないメンバー構成で行われることと比較すると、このレースは格段にハードルが高くなっていることがわかるでしょう。 ここはレーヌミノル。今年の牝馬戦線はタレント揃いのため、目立ちにくくなっている面がありますが、たとえば阪神JFの3着は前年勝ち馬メジャーエンブレムと同タイム。小倉2歳Sでは記録的圧勝、京王杯2歳Sでも強い2着と、どう見ても並の牝馬ではありません。これだけの到達点を示した馬を負かすのは、同世代の牝馬には骨が折れることでしょう。前走で距離にも目処をつけて、東京コースもすでに経験済み。死角は見当たらず、不動の中心となります。 アドマイヤミヤビは素質充分のオークス候補で、次走で京都2歳Sを勝つカデナを負かした百日草特別は高く評価できます。ただし、本質的にはもう少し距離がほしいタイプで、強いマイラーがいるここは、適性の差を見て2番手の評価。 アエロリットはサフラン賞とフェアリーSを連続して2着。いずれも先行して厳しい流れに巻き込まれる展開で、内容的には強い競馬でした。例年同様のスローペースになれば、この馬の先行力は大きな武器になるはず。 フローレスマジックはアルテミスSでは最速上がりをマークしての2着。ラキシス、サトノアラジンの全妹という血統背景も魅力的です。ただし、前述の2頭がいずれも3歳クラシックに乗り損ねているように、晩成傾向のある一族ですし、このレースで末脚勝負型が不振なのも不安材料です。 シンボリバーグの前走はスローペースにハマっての敗戦。広い東京に替わるのはプラスですし、大型馬だけに叩かれた上積みも見込めます。キャナルストリートはメンバーの揃っていたアイビーSで4着。半姉にブロードストリートなどがいる良血馬で、田辺騎手への乗り替わりも魅力。ディアドラは堅実な末脚の持ち主で、東京コースは合っているはず。岩田騎手への手替わりで一発を狙います。
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