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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月5日 東京11R 東京新聞杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 安田記念へと続く古馬マイル路線の関東における開幕戦。ここでの勝ちをステップにGIへと羽ばたいていった馬は、過去10年ではスズカフェニックス、ローレルゲレイロ。一昨年の勝ち馬ヴァンセンヌも安田記念で2着しており、冬場のGIII戦ながらGIとの結び付きが強い重要なレースです。

 過去10年間で1番人気はわずか2連対。馬連万馬券も4回と、波乱の余地は少なくありません。しかし、1番人気が連対した2年はいずれも、馬連は1-2番人気でガチガチに収まっており、荒れるか堅いか、配当的には両極端の傾向が見られます。

1.前走凡走からの巻き返しは難しい

 前走で掲示板を外していた馬は過去10年で勝率2.4%・連対率7.3%と不振です。勝ち馬で前走掲示板を外していた馬は2頭だけで、その両頭はいずれもGIからの臨戦でした。

2.先行有利

 過去5年間のうち、良馬場で行われた3年のレース上がり3Fは、古い方から順に、34.2、33.5、33.5。スローペースに流れることが通例で、早めに動けないタイプは脚を余す危険性が少なくありません。

3.今開催の東京は決め手が必要

 先週の東京の芝のレースは10鞍行われて、ディープインパクト産駒が3勝、キングカメハメハ産駒が3勝。勝ち切るためには鋭い決め手が必要になっているようです。

 プロディガルサンは、先週の白富士Sを除外になってこちらに回ってきましたが、行きたがる気性を考えると、むしろ結果オーライになる可能性が小さくありません。セントライト記念の3着は、直線で勝ち馬にぶつけられる不利があってのもの。ゼーヴィントあたりとは差のない性能を示しています。距離の克服が至上命題だったため、近走は後方からソロっと行く競馬を続けていますが、本来は早めに動けるタイプ。また、一週延びたことで仕上がりの不安も小さくなりました。

 エアスピネルは、マイル路線に転身初戦となった京都金杯が辛勝でしたが、早めに動きながら勝ちきったところに価値があります。今回は57kgを背負いますが、大崩れは考えにくいところ。マイネルアウラートは58kgを背負ったニューイヤーSが完勝という内容で、完全に馬が充実期に入った印象。キレ味が要求される東京で凌ぎきれるかが課題ですが、自分で競馬を作れるのは強みです。

 ヤングマンパワーは昨年重賞を2勝していますから、この路線における実績面ではメンバー中で最上位。今回は相性のいい戸崎圭太騎手に戻りますし、先行脚質もこのレース向きです。あとは、大型馬の休み明けがどうかという判断。ブラックムーンは重賞だとあと一歩足りない現状ですが、超スローペースだった富士Sでも0.4秒差まで追い込んだ実績があり、本来の待機策に戻して一発を狙います。

 ブラックスピネルは広いコースは合っていますし、レースでの立ち回りも巧み。ただし、前走は最内枠を最大限に活かし切っての2着だけに、あれ以上があるかは微妙なところ。ロイカバードは前走で準オープンを勝ったばかりですが、昨年のこの時期はクラシック候補と騒がれた素質馬です。乗り難しい面がありますが、ハミを外しての騎乗が巧みな横山典弘騎手はぴったり合う可能性があります。時計が速い決着にならなければ台頭の目も。

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