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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月29日 東京11R 根岸S(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 フェブラリーSへのステップレースという位置づけもありますが、むしろ、ダート短距離路線の頂点を争うレースとしての意味合いの方が強い一戦です。なにしろ、この条件のJRA重賞は、プロキオンSと根岸Sの二つしかありません。過去10年、いずれもフルゲートの16頭立てで行われていて、今年もそうなりそう。パワーとスピード自慢の強豪が集結して、激しい戦いが予想されます。

1.差し・追い込み型が優勢

 直線が長い東京コースで強力メンバー。ここを先行馬が仕切って押し切るのは、簡単な芸当ではありません。過去10年で先行してこのレースを勝った馬は、2009年のフェラーリピサ(重馬場)と昨年のモーニン(稍重馬場)だけ。乾いた馬場ならば、差し・追い込み馬から狙っていくのがセオリー。

2.短距離路線専業では厳しい

 過去10年間、前走で1600m以上の距離を使われていた馬が6勝していて、勝率15.4%。前走同距離の4.9%、距離延長の1.7%を大きく上回っています。より長い距離もこなせるスタミナがないと、なかなか勝ち切ることはできません。

3.この路線は関西馬が圧倒的

 過去10年間で馬券圏内に入った美浦所属馬は、2008年1番人気1着のワイルドワンダーと、2010年4番人気3着のオーロマイスターの2頭だけ。穴馬も人気馬も、ほとんど勝負になっていません。関東馬はコース経験が豊富なケースが多く、魅力的にも映りますが、取捨には慎重さが求められます。

 カフジテイクは追い込み一手ですが、武蔵野Sで上がり最速をマークして3着したのに続いて、チャンピオンズCでも0.2秒差4着。完全に充実期に入ったようで、勢いに乗っています。ここ2走は不慣れな長めの距離でも結果を残しましたが、この馬の本領は、もちろんワンターンの短距離戦。とくに東京ダート1400mでは、2戦2勝です。

 ベストウォーリアは、昨年勝ち星こそなかったものの、すべてGIかGIIを走って4・3・2・2・2着ですから、力量的にはこのメンバーでも抜けた存在です。今回58kgを背負いますが、59kgを背負った一昨年のプロキオンSが快勝だったように、重い斤量も苦にしません。

 キングスガードは、昨年のプロキオンSで3着、武蔵野Sで4着。確実に追い込んでくる末脚は長い直線向きです。ただし、左回りコースではこれまで7戦全敗。今回は乗り慣れた藤岡佑介騎手に戻って、苦手コース克服なるか。

 ノボバカラは昨年のプロキオンSとカペラSの勝ち馬で、この路線のトップランナーの一頭ですが、距離が延びた武蔵野Sが惨敗だったことと、関東馬であることが引っかかり、4番手までの評価。以下、馬場幸夫オーナーが送り込むダートの新星候補ベストマッチョ、騎乗2戦2勝と相性抜群の岩田康誠騎手を確保して臨むエイシンバッケン、中距離の強敵に揉まれてきた経験を活かしてこの距離で新味が期待できるモンドクラッセ。

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