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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

8月6日 新潟11R レパードS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年で9回目と歴史の浅いレースですが、未来のダート王を輩出する出世レースとしてその存在感は年々高まっています。第1回の勝ち馬がトランセンド、第4回の勝ち馬がホッコータルマエ。種牡馬になるような大物が登場する機会は、夏競馬では数が限られています。今年も楽しみなメンバーが集まって、見逃せないレースになりそうです。

1.人気馬が強い

 身も蓋もないデータ。3歳ダート路線のJRAにおける最終戦で、ここが終わると次は古馬混合の条件戦かオープン特別を戦わなくてはなりません。有力馬はここを大目標にしてあとのない仕上げで臨みますから、当然のように人気馬の信頼性は高くなります。過去8回で1番人気が5勝していて、残る3回は2番人気が勝っています。

2.上がり馬より路線の上位馬

 過去のこのレースの勝ち馬は、すでに3歳オープンで連対経験があった馬か、古馬1000万条件で勝ち星があった馬だけです。2着馬も8頭中7頭までがこの条件をクリアー。500万条件を勝ってここに臨んだ馬は、ほとんどが苦しい戦いを強いられてきました。

3.ユニコーンSよりJDD

 JRAのダート重賞としてはユニコーンSからの流れになりますが、前走がユニコーンSだった馬は[2-0-0-9]。勝った2頭はいずれもユニコーンSで連対を外してからの巻き返しで、ユニコーンSとの連動性は高くありません。対照的に活躍が目立つのが[4-2-2-10]のJDD組。スピードタイプよりもスタミナ型の優位が鮮明です。

 ドバイ、ベルモントと世界を転戦したエピカリスが、デビュー戦を勝った新潟に帰ってきます。ベルモントSは主催者側の診断で出走取消を余儀なくされましたが、脚元の不安はもともと抱えていた馬で、陣営は出走に問題がないと判断しており、相当微妙な判定でした。

 ベルモントSを戦える状態まで仕上げられながら、レースをしなかったことで馬はフレッシュで、そこからは2か月。そもそもこれまで目一杯に仕上げられたことはなく、問題なく能力を発揮できるでしょう。

 強敵はタガノディグオ。大型馬ゆえレースぶりが不器用で勝ち味の遅さがありましたが、ここまでほとんど全戦で最速上がりをマークしているように、スタミナには自信を持っています。JDDも大外を回したロスが響いての3着で、底を見せたという内容ではありません。左回りは初めてですが、右手前が好きな馬なのでむしろ合っている可能性があります。

 テンザワールドは距離延長で素質が開花して2連勝。コース形態が似ている中京を圧勝したことは大きな自信になるでしょう。絶好調の勢いに期待。ノーブルサターンはJDDで5着に敗れましたが、逃げ馬には厳しい大外枠でしたし、早めに来られる展開で大崩れしていないのですから立派です。距離短縮もプラスになりそう。

 以下では、休養を挟んで2連勝、侮れないしぶとさを持つスターストラック、距離延長が課題も能力確かなアディラート、500万下からの臨戦ながら前走の勝ちっぷりは只者ではないサンチェサピーク。

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