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5月7日 新潟11R 新潟大賞典(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 上半期のローカルの中距離路線の総決算的な位置づけにあるレース。バリバリのトップクラスにはちょっと足りない馬たちの争いで、エプソムCやサマー2000シリーズに向けた出発点ともなります。この路線は毎度同じようなメンバーの争いになりがちですが、今年は4歳馬の登録も3頭あって、例年以上にフレッシュさのある組み合わせになりそうです。

1.春の新潟はパワー勝負

 最近はどの時期のどのコースも芝の状態が良好なのが当たり前になっていますが、積雪の多い新潟では例外です。春の新潟の芝は、開幕週から時計のかかる状態です。500kgを超える大型馬や、渋った馬場での実績がある馬に注目しましょう。

2.斤量は重すぎず軽すぎず

 新潟の長い直線でヨーイドンに近い展開になることもあって、斤量が重い馬は不振です。過去10年で57.5kg以上を背負った馬は[0-1-0-10]と壊滅状態。かといって55kg未満の馬も[0-2-0-35]と不振ですから、狙いは55-57kgということになります。

3.差し・追い込み馬が本領を発揮する

 積雪の多い新潟では春開催は芝の生育状況が芳しくなく、開幕週から差し・追い込みが問題なく届きます。他場で苦心していた差し・追い込み馬が本領を発揮できる舞台で、過去10年で前走上がり3F1位をマークしていた馬が5勝を挙げています。

 ここはサンデーウィザード。5歳を迎えて体質面が強化されて、末脚の持続力が増した印象です。かつての詰めの甘さは影を潜め、オープン初挑戦だった前走も3着ながら上がり3Fはメンバー中最速をマークしました。左回りは問題なく、平坦がベターですから新潟はぴったり。

 ジュンヴァルカンは強敵相手だった日経賞の惨敗は度外視できます。1000万、準オープンをそれぞれ一戦で通過してきた馬で、ローカルGIIIならば力量上位という可能性も。前走で馬体重520kgと馬格に恵まれており、パワー勝負は歓迎。

 メートルダールは3歳時に重賞好走がたびたびあった実績馬です。芝2000mも過去3勝と得意な条件。ただ、脚の使いどころに難しさがあるので、初騎乗となる浜中騎手の手綱さばきに注目。

 トルークマクトは左回りの長い直線がベストの馬で、前走福島での大敗は度外視できます。時計を要する馬場もこの馬向き。フルーキーはチャレンジC勝ちを含めてGIIIでの連対が3回ある実力馬。近走はスランプですが、今走から乗り替わる和田騎手がつきっきりで稽古をつけており、前向きさを取り戻せば。

 パリカラノテガミは前走が稍重馬場での勝利だったようにパワーは充分ですし、春の新潟でも勝ち星があります。ロンギングダンサーは名うての新潟巧者で、昨年も新潟記念で3着しており、8歳馬といっても一概に軽視はできません。

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