丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

7月30日 札幌11R クイーンS(G3)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    8

    相手

    1

    2

    4

    6

    7

    12

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    8

    2着

    12

    相手

    1

    2

    4

    6

    7

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    8

    2着

    2

    相手

    1

    4

    6

    7

    12

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【絶妙の逃げ切り】滞在競馬、芝は開催替りの良コンディション。「展開」を味方にできれば、クロコスミアのまんまの逃げ切り有望とみた。2歳時は札幌2歳S3着、アルテミスS3着などクラシック路線で僅差の勝負も演じてきたが、いかんせん410キロ前後の軽量馬。3歳春は体力不足に泣き体調が整い切らず、秋になってようやく、ローズS2着で復調したが、軽量馬はその後が続かない。ただ、ローズSは重馬場という条件下で、上がり3Fのラップは11秒7-10秒9-12秒0。あのシンハライトを慌てさせた、ラスト2F目・10秒9というラップにも、ポテンシャルの一端がうかがえる。

 輸送のない滞在競馬の函館は、体重の数値に大きな変化はないものの、パドックの動きには力感があり、毛艶の冴えもまったく違う。前走の北斗特別は開幕週の高速馬場と1000m通過・59秒1というスローよりの展開に恵まれたことも確かだが、スタート直後の1Fと最後の1F以外はすべて11秒台。7F通過は1分22秒3-マイル通過・1分33秒7という、規則正しい11秒台のラップの積み重ねの上に立ち、1分45秒7というレコードをマーク。スローの上がり勝負だけに、レコ勝ちの数字ほどはダメージはない。函館と札幌は、ステイゴールド産駒が滅法得意とする洋芝。7月半ばには札幌入りし、現地競馬に備えている。もちろん、アドマイヤリード、アエロリット、二頭のGI馬は相当手強い。

 前者アドマイヤのヴィクトリアマイルは、前半1000m通過が1分0秒1の超スロー。上がりが速くなるのは当然とはいえ、11秒1-10秒8-11秒9(3Fは33秒8)というレースラップを、0秒4上回る33秒4をマーク。平坦・重馬場の京都1800mにも勝ち星があり、ある程度小回りにも融通の利く、こちらもステイゴールド産駒の軽量牝馬だ。ただ、ヴィクトリアマイルは6番人気という比較的気楽な立場でもあり、いつもより早めの中団。思い切って馬群を割り、内を突く戦法がとれたが、スローの上がり勝負を、丁寧に外を回ってしまうと落とし穴が生じる。

 アエロリットはNHKマイルCを1分32秒3で牡馬も一蹴。ペースや馬場が異なるため、横並びとはいかないものの、前記アドマイヤリードのヴィクトリアマイルよりも決着タイムは1秒6も速く、しかも1000m通過・57秒9-1200m通過1分9秒2-1400m通過は1分20秒5。上がり4Fをすべて11秒台でまとめている。札幌競馬場入りして間はなく、負荷の軽いダート調教主体だけに当日の体重をチェックする必要はあるが、毎週のように調教師自らがノーザンFに足を運び仕上げてきたとあれば、状態も問題ないか。ただ、同馬の目標は秋華賞。52キロにも恵まれたが、ここは何が何でもという舞台ではない。右回りは手前がギコちなく、1800mの流れは微妙に肌が合わず、思わぬ伸びひと息のシーンも考えられる。

 なんて、展開予想は、他者の弱点を突く、いびつな形になってしまう時がありますが(笑)、○▲が差し届かずとあれば、マキシマムドパリにもチャンス。マーメイドSは、地力でネジ伏せに行っての完勝。5歳夏、ようやく理想とする体とレース作りが連続してできるようになった。

 トーセンビクトリーは、中山牝馬Sを勝った時のイメージで乗れば一角崩し十分。マーメイドS2着のクインズミラーグロも、チークピーシーズ効果で前走2着に盛り返した。

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