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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

8月7日 小倉11R 小倉記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 サマー2000シリーズ第3戦。夏の小倉開催の前半戦に行われるため時計が速くなることが多く、過去5年間のうち3回は1分57秒台で決着していて、そのうち2回はレコード決着です。レコードが記録されやすいということは、道中が厳しいペースになりやすいということでもあり、中央本場の2000m戦よりは上がりも掛かります。2000mにしてはスタミナが要求されるのが小倉記念の独特なところです。

1.「バテずジリジリ」が日の目を見る

 昨年の勝ち馬アズマシャトルは、前走準オープンを4着、その前走の鳴尾記念で3着。瞬発力勝負になると少し足りない馬でしたが、上がりが掛かった小倉記念ではあっさり突き抜けてしまいました。一昨年の勝ち馬サトノノブレス、2012年の勝ち馬エクスペディションもそういうタイプです。

2.先行型は苦戦

 小倉記念は3コーナーからのマクリ合戦になるのが通例。過去10年で先行馬の連対はたった1例(2007年2着ニホンピロキース)だけです。逃げ馬のイメージが強いメイショウナルトも、このレースを勝った2013年の2コーナー通過は5番手でした。高速決着になるのにかかわらず、先行馬が恵まれにくいレースであることには注意が必要です。

3.57kgを超えると信頼性ダウン

 ゴチャつく小回りコーナーで機敏に動かなくてはなりませんから、斤量が重すぎるのは明白にマイナスです。過去10年で57.5kg以上の斤量を背負った馬は12頭いて、連対は1頭だけ。過半数の7頭が3番人気以内(1番人気も4頭)でこの成績ですから、このデータは軽く見ることはできません。

 特別登録馬12頭のうち、前走で掲示板に乗っていた馬は4頭しかいません。また、GI、GIIという格上レースからの臨戦も目黒記念大敗のリアンドファミユ一頭だけ。いかにもローカル重賞らしいといえばそれまでですが、上位馬の層が薄い上に勢いのある馬も少ないという、やや低調なメンバー構成になりました。

 このメンバーならば、鳴尾記念で好内容の3着したプランスペスカで上位争いになるはずです。鳴尾記念はレコード決着でしたし、宝塚記念の前哨戦ということでなみのGIIIとは一線を画する好メンバーでした。それまでは2400以上の長距離を主戦場にしていましたが、前走を見ると厳しい流れの中距離戦がむしろ合っている印象です。3kg減の53kgは恵まれました。

 アングライフェンは前走で準オープンを勝った勢いが魅力ですし、小倉も得意コース。ダコールは例によって斤量との戦いですが、今回はかつてなくメンバーに恵まれた印象。以下、ホワイト騎手で復権を期すベルーフ、実績最上位のサトノラーゼン、気難しさ相変わらずも復調気配見られるマーティンボロ、距離短縮で見直したいリヤンドファミユ。

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