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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月4日 阪神11R 鳴尾記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 宝塚記念へのステップレースとしてこの時期に移動してきて今年で5回目。GIII戦でありながらグレード別定で行われるため、出走メンバーの質も毎年高く、並みのGIIIとは一線を画します。時期変更後の勝ち馬はいずれも、それ以前かそれ以降にGII、GIを勝った馬ばかり。勝ち負けするためには底力の裏付けが必須です。

1.開幕週でスピードタイプが優位

 時期変更以降の勝ち馬の4頭のうち3頭がより短い距離のレースからの臨戦でした。唯一の例外のラブリーデイにしても2歳時に京王杯2歳S2着があり、スピード勝負に対応できるだけのスピード面の裏付けがありました。

2.格上レースからの臨戦が強い

 同じく時期変更以降の4年間で前走GIかGIIに使われていた馬は連対率27.8%。それ以外の馬の連対率が9.7%ですから圧倒的な大差があります。GIII戦ながら格下馬のチャレンジが通用する余地は小さくなっています。

3.休み明けでも問題ない

 同じく過去4年間、2か月半以上半年未満の休み明けだった馬は勝率22.2%、連対率33.3%。順調に使われている馬よりもむしろ優秀な成績を収めています。スタミナが問われるような激戦になる可能性は低く、休み明けの馬でも問題なく能力を発揮できます。

 ステファノスは昨秋の天皇賞の2着馬。ここまでの重賞タイトルは富士Sのみですが、上がりの速い芝中距離戦を得意としていますから今回はベストに近い条件です。あくまで目標は宝塚記念でしょうが乗り込みは入念ですし、相手関係が楽になるここを確実に勝って本番に向かいたいところでしょう。

 サトノノブレスは芝2000mのGIII戦なら上位安定と言える存在。いつも58gを背負う馬が56kgで出走できるのは有利で、天皇賞の疲労がなければ。

 ヤマカツエースの京都記念は微妙に距離が長かったようで、適距離に戻って再度一線級へチャレンジする足がかりをつかみたいところ。

 マジェスティハーツは昨年の2着馬で、神戸新聞杯でも2着があるように、内回り外回り問わずに阪神は得意です。ダート戦を叩かれての一戦が期待できます。パッションダンスは新潟大賞典を勝ってGIII2勝目。坂コースに替わるのは不安ですが斤量が減るのは好材料。以下、相手なりに走れるクランモンタナ、ラジオNIKKEI杯2着、鳴尾記念3着と当コースと相性抜群のアズマシャトル。

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