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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月5日 阪神11R チューリップ賞(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 例年ならば桜花賞の主役候補が出走する最重要トライアルですが、今年は阪神JFの勝者メジャーエンブレムがクイーンCから桜花賞に直行するため、主役というよりはチャレンジャーを決める一戦という様相になっています。

 今年になって頭角を現した馬と阪神JFでメジャーエンブレムの軍門に下った馬との対決という図式。ずば抜けた実力馬が不在のため、このレースとしては珍しくフルゲートで行われる公算も小さくありません。

1.スローペースが濃厚

 阪神競馬場改装以降の過去9回、1000mの通過タイムが60秒を切ったのは2回だけ。本番とは異なるスローペースになって、切れ味が要求されることが通例です。

2.阪神JF組が優位

 同様に過去9回、阪神JFから直行した馬が[5-4-4-3]で勝率31.3%・連対率56.3%と圧倒的な好成績を収めています。能力面はもちろん、スケジュール的な余裕が優位性につながっているようです。

3.年明けのOP特別からの臨戦は不振

 前走がエルフィンSだった馬は[1-1-2-17]、前走が紅梅Sだった馬は[0-0-0-9]と不振です。この両組から出た唯一の勝ち馬はウオッカ。OP特別の勝利で名前を上げた馬の評価には慎重さが求められます。

 ブランボヌールは阪神JFでは外を回らされたのも響いて3着に敗れましたが、急坂の阪神でもしっかり伸びており、距離に目処が立つ内容でした。メジャーエンブレム不在ならば、函館2歳S圧勝の本馬が実績ナンバーワンと言える存在です。気性の勝ったタイプだけに休み明けでも。

 ジュエラーは前残りのレースを追い込んでクビ差2着したシンザン記念で勝ち馬以上に鮮烈な印象を残しました。不器用さは残るものの牝馬同士ならば上位争いは必至でしょう。アドマイヤリードは阪神JFでは凡走しましたが、間隔が詰まっていた影響が大きかったと見ます。立て直されての転厩初戦で、地力の高さを再評価すべきタイミングです。

 シンハライトは詰めて使えない現状で2戦2勝。距離が短かった紅梅Sを勝ち切ったのが能力の証です。レッドアヴァンセはエルフィンSが強い内容。使い詰めの疲労がなければ。ウインファビラスは新潟2歳S、阪神JFといずれも強い勝ち馬の2着。経験値の高さが売りで、怪物級が不在ならば。抽選対象ながら内田博幸騎手を呼び寄せたヴィブロス、気性成長で軌道に乗ったエルビッシュまで。

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